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「瀧口修造展 II」

ときの忘れもの
終了しました

アーティスト

瀧口修造
詩人、美術評論家、シュルレアリスム運動の紹介者として著名な瀧口修造は、戦前・戦後を通じ多くの若手芸術家の精神的支柱として、日本の前衛芸術をリードしてきました。ところが、1958年のヴェネチア・ビエンナーレでコミッショナーを務め、その後欧州各地を訪問してアンドレ・ブルトンやマルセル・デュシャンらと面会してきた頃からその活動に変化が現れ、帰国してからは自らもドローイング、水彩、バーント・ドローイング(焼け焦がした水彩)、ロトデッサン(モーターによる回転線描)、デカルコマニー(転写法)など、さまざまな手法による造形制作を開始しました。遺された素晴らしい作品は、小品が多いとはいえ、どれも驚くような美しさを持っており、まさに一人の造形作家として評価されるべき質・量を備えています。今回の瀧口修造展は、「造形作家」瀧口自身の制作に焦点を当て、その多彩な手法の概要を紹介します。こうした展覧会は、(近年、継続的に開催されている土渕信彦氏のコレクション展「瀧口修造の光跡I・II・III」を別とすれば)2001年7月~2002年1月に開催された富山県立近代美術館・渋谷区立松濤美術館の「瀧口修造の造形的実験」展以来、12年振りであり、ときの忘れものにとっても初めての瀧口修造展となります。 2014年、ときの忘れものでは3回に分けて瀧口修造作品をご覧いただきます。1月に開催した「瀧口修造展I」では水彩、ロトデッサンを展示しましたが、今回の「瀧口修造展II」では約30点のデカルコマニーをご覧いただきます。

[関連イベント]
3月15日(土)18時より、大谷省吾さん(東京国立近代美術館主任研究員)によるギャラリートークを開催します。※要予約(会費1,000円)詳細は公式ホームページからご確認下さい。

スケジュール

2014年3月12日(水)〜2014年3月29日(土)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttp://tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk1403/247.html
会場ときの忘れもの
http://tokinowasuremono.com/index_j.html
住所〒113-0021 東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS
アクセス東京メトロ南北線駒込駅1番出口より徒歩6分、JR山手線駒込駅南口より徒歩5分、都営三田線千石駅A1出口より徒歩9分
電話番号03-6902-9530
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