現代において写真の有り様は多岐にわたり、写真家は様々なアプローチで作品を制作しています。その中で「形」は、時代や表現の変化の中にあっても変わらず、コンセプトやテーマを為す要素のひとつとしてあり続けています。コンポジションをテーマにした写真はもちろん、スナップにおいても、都市と人の関係を描いたり、瞬間の緊張感を表すのに線と形は重要な役割を果たしています。今回の展示では、川田喜久治のスナップや、石元泰博の桂離宮、アーロン・シスキンの名作「Pleasures and Terrors of Levitation」など、「形」をキーワードに、展覧会を開催します。