「赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界」展
東京国立近代美術館フィルムセンター
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題名のない映画はありません。どんな映画も、題名とともに観客の記憶に刻まれてゆきます。そして、上映が始まる時、題名の文字がどのようにスクリーンに現われるかも映画の楽しみの一つでしょう。字体や大きさや色、動き方によって題字やクレジットタイトルが映画に与える効果は大きく異なりますが、それを具体的な形にし、映画の魅力を高めるのがタイトルデザインという仕事です。そのためにはデザイン力の高さだけではなく、作品世界の的確な把握、“文字を描く”ための技術的熟練、そして鋭敏なインスピレーションが求められます。
この展覧会「赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界」では、現代の映画タイトルデザイン界の第一人者である赤松陽構造氏の業績を紹介するとともに、無声映画時代から華やかな字体で映画を彩ってきた日本のタイトルデザインの歴史についても解説します。『東京裁判』(1983年)のタイトルで大きく注目された赤松氏は、これまで黒木和雄・北野武・黒沢清・阪本順治・周防正行監督作など400以上の作品にタイトルを提供し、現代日本映画を支えてきました。
[トークイベント]
「赤松陽構造氏による自作タイトル解説」
日時: 4月26日(土) 15:00〜
場所: 展示室ロビー(7階)
「赤松陽構造氏+阿部亙英(ひろひで)氏(編集技師)トーク」
日程: 6月28日(土)
「映画タイトルデザインの歴史」
日程: 8月2日(土)
※トークイベントの詳細は公式ホームページよりご確認ください。
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スケジュール
2014年04月15日 ~ 2014年08月10日