終了した展覧会・イベントです

「森の中のヒカリ」展

インスティトゥト・セルバンテス東京
終了しました

アーティスト

ミゲル・アンヘル・ガルシア、カルメン・ファン・デン・エインデ、アントニオ・メソネス、ビッキー・ケランデル、ナチョ・スベルス、ビッキー・ウスレ
森はヨーロッパ文化ではよく扱われるテーマで、庭や楽園を意味しています。楽園の概念を作る自然の知的占有の総合分析において、非常に重要な位置を占めています。森の記号的な複雑性について、ファン・エドゥアルド・シルロットは母性や女性的なものに関連付けた分析を行っています。またユングはヨーロッパの昔話に数多く登場する、子供が持つ無意識の恐怖との関係を論じました。森とは家や住む場所の安全さとは反対に、驚きと奇妙な姿に満ちているのです。暗く、閉鎖的で、怪し気なものとは対照的に、森の木々の切れ間(claro)とは光が差す空間の象徴です。未踏の地に深く入って行く時には自分たちのいる場所を把握し、目の前の危険を評価するのに必要なものです。光は休息を与え、思考の手助けとなります。街を離れ、責任や社会の規則から外れた森とは、想像が現実になる不思議なスポットなのです。これが森の中のヒカリのコンセプトであり、スペインのカンタブリア地方が生まれ故郷や生活の拠点となっている6人のアーティストを結ぶ展覧会のテーマとなっています。カンタブリアの風景を特徴付けるのが大西洋の森林です。6人のアーティストの活動には形式的な関心が目立ちますが、表現をしたい・メッセージ性を持たせたいという普遍的な想いに満ちています。作品は芸術特有の知性の輝きを内包し、自然なものとの個人的な関係を表現しようと試みています。植物を多く扱いながら、自然を観察する力を自分のものにしています。

スケジュール

2014年9月18日(木)〜2014年10月30日(木)

開館情報

休館日
イベントにより異なる

オープニングパーティー 2014年9月18日(木) 19:00 から 00:00 まで

予約が必要です。お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

入場料無料
展覧会URLhttp://www.theclearingintheforest.net/
会場インスティトゥト・セルバンテス東京
http://tokio.cervantes.es
住所〒102-0085 東京都千代田区六番町2-9 セルバンテスビル
アクセスJR総武線市ヶ谷駅より徒歩4分、都営新宿線・東京メトロ有楽町線・南北線市ヶ谷駅3番出口より徒歩4分
電話番号03-5210-1800
関連画像

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