「第25回瑛九展 瑛九と久保貞次郎」

ときの忘れもの

poster for 「第25回瑛九展 瑛九と久保貞次郎」

このイベントは終了しました。

日本の近現代美術史のうえで、瑛九ほど大きな足跡を残しながら、いまだにきちんとした美術史での位置づけがなされていない作家も珍しいでしょう。その反面、瑛九への全国の美術館(の学芸員たち)が寄せる強い関心は異例というほかはありません。没後わずか一か月後の1960年4月国立近代美術館(現・東京国立近代美術館)が急遽「4人の作家展」を開催し、瑛九を顕彰したのを皮切りに、全国各地の美術館が毎年、瑛九の回顧展、関連のグループ展(例えば「瑛九とデモクラート」展)を開催しています。こんな作家は他にはおりません。今年も栃木県立美術館が「真岡発;瑛九と前衛作家たち展」を開催します。瑛九とはいったい何者なのか。ときの忘れものは毎回、テーマを決めて、瑛九の画業を振り返ってきましたが、第25回目となる今回は、瑛九の最大の支援者であり、日本有数の現代美術のコレクターであった久保貞次郎に焦点をあてます。エスペランチスト、美術評論家、児童画教育運動のリーダー(創美)、小コレクター運動の唱道者、跡見女子短大学長、町田市立国際版画美術館初代館長、等々多彩な活動を繰り広げた久保貞次郎ですが、その真骨頂は、多くの作家を支援した大コレクターであったことにつきると思います。優れた才能、作家をみつけるときに、身近にいて久保の相談相手になったのが瑛九でした。既成画壇を批判して1951年にデモクラート美術家協会を結成した瑛九のもとに集まった当時の若い作家たち/池田満寿夫、靉嘔、磯辺行久、河原温、細江英公、泉茂、早川良雄らの多くに、久保は物心両面での支援を惜しみませんでした。久保はまた、多くの作家たちに版画制作を勧め、作家の制作を支援する一方で、版画の普及につとめ、版画友の会など、日本のコレクター運動の中心的役割をにないました。今回は、瑛九と時代をともにし、久保貞次郎の支援を受けた作家たちの作品を展示します。

出品作家: 瑛九、北川民次、オノサト・トシノブ、桂ゆき、磯辺行久、靉嘔、瀧口修造、木村利三郎、駒井哲郎、細江英公、泉茂、池田満寿夫

メディア

スケジュール

2014年06月11日 ~ 2014年06月28日

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use