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「あしたのジョー、の時代」 展

練馬区立美術館
終了しました

アーティスト

ちばてつや、寺山修司、土方巽、秋山祐徳太子
「あしたのジョー」は、高森朝雄(梶原一騎の別名義)原作、ちばてつやの作画で 1967年暮れから 1973 年まで『週刊少年マガジン』に連載されたボクシング漫画です。連載当初から人気を博し、アニメ化、実写映画化が行われ、連載終了から 40 年が経過した今なお、新たなファンを獲得し続けています。主人公「ジョー」こと矢吹丈は、打たれても打たれても決して相手に屈せず、血反吐にまみれながら強敵に立ち向かいました。その姿は、大人が作り上げた社会体制の矛盾に対し異議申し立てを行った同時代の青年の共感を呼びます。「我々は明日のジョーである」と声明を出し、日本航空「よど号」をハイジャックした赤軍派。ジョーのライバル力石徹の劇中での死に、現実に告別式を執り行った寺山修司たち。本作は様々な事件や人々と結びついて社会現象を呼び起こし、一フィクションをこえ、時代のシンボルとして多くの人々の心に受けいれられていきました。本展では「あしたのジョー」の作品世界を、ちばてつやによる百点以上におよぶ魅力的な原画の数々によって構成し、アニメやレコードなど同時代の関連資料から本作のひろがりを紹介します。また、ボクシングをこよなく愛し「あしたのジョー」に深く関わった寺山修司、自らの肉体と格闘し暗黒舞踏を立ち上げた土方巽、既成の芸術に反し己の肉体によるパフォーマンスをおこなった秋山祐徳太子ら、ジョーと同じ時代の空気を共有した芸術家たちの活動をたどり、「あしたのジョー」をキーワードにこの時代を振り返ります。

[関連イベント]
「ちばてつや、あしたのジョーを語る」
日時: 8月9日(土) 15:00-
会場: サンライフ練馬3階・研修室 (美術館のとなりの建物)
ゲスト: 高取英氏(劇作家)

パフォーマンス「力石徹への弔辞(1970年3月力石徹告別式での弔辞朗読再演)」
日時: 8月3日(日) 15:00-
会場: 当館展示室
ゲスト: 昭和精吾氏(元「劇団 天井桟敷」団員)

「銀河万丈(声優)による読み語り」
日時: 8月30日(土) 15:00-
会場: 美術館 1 階・視聴覚室
演題: 笹沢左保『木枯し紋次郎』「土煙に絵馬が舞う」ほか

ギャラリートーク
日時: 8月23日(土)、9月6日(土)、9月13日(土) 15:00-
会場: 当館展示室
ゲスト: 9月6日は藤森益弘氏(作家・評論家)と当館館長
※お申込み方法は公式ホームページよりご確認ください。


スケジュール

2014年7月20日(日)〜2014年9月21日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
入館は17:30まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館。
入場料一般 500 円、大学生・高校生300円、中学生以下無料、65歳~74歳 300 円、75 歳以上無料
展覧会URLhttps://www.city.nerima.tokyo.jp/manabu/bunka/museum/tenrankai/joe2014.html
会場練馬区立美術館
http://www.neribun.or.jp/museum.html
住所〒176-0021 東京都練馬区貫井1-36-16
アクセス西武池袋線中村橋駅より徒歩3分
電話番号03-3577-1821
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