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[画像: 金丸遥「ephemeral」(2015) ガラス]

金丸遥「ephemeral」

ギャラリーアートコンポジション
終了しました

アーティスト

金丸遥
ギャラリーアートコンポジションでは、金丸遥初の個展“ ephemeral ”(エフェメラル・儚さ)を開催いたします。彼女は東京藝術大学大学院博士後期課程に在籍し、本展ではガラスの植物の「美しさ」の、まさに最高の瞬間を切り取ったイメージでギャラリーを埋め尽くします。金丸遥は今回の個展で、彼女が親しんでいるガラスの特性の中にある矛盾を楽しんでいます。ガラスは繊細さと持続性の両方を兼ね備える「刹那」と「永続」を持つ素材です。これら二つのコンセプトは昔から人間を魅了してきました。なぜなら、歳をとる、終わる、消滅するという私たちの大きな恐れと、そのまま変わらずにいたいという密かなる願望に結びつくからです。確実に、永遠に続くものはありません。しかし彼女は以前から取り組んでいる「expand」(広がる、花開く)をこの個展「ephemeral」( 儚さ)へ発展させ、消滅するというよりはむしろ広がっていく のだという事実を表現します。実際にこの展示では「aqua」(広がりの源である水)によって、エネルギーの象徴である花びらが広がっていくことで新しさを創り出しています。最後にこのシリーズの中で人間へのポジティブなメッセージを読み取る事ができるかもしれません。そのメッセージとは、私たちは消滅するのではなくそれぞれに広がっていき、各々の後ろに何かを残していくのだというものです。彼女は他に2つのシリーズを発展させています。「profile」では、見る人の位置によって透明からカラフルまで色々な側面を見せるというガラスの別の特性を楽しんでいます。「木の子の星-cosmos-」では、木の子を星のシンボルとして宇宙を形成しています。これらの両シリーズによって、人間みなそれぞれの中に全て存在しているという意味が示され、両作品はお互いにお互いを完全なものにするのです。一目見たときには分からなくても、それが最も小さな木の子であっても、そこにはたくさんの学びと発見があるのです。ギャラリーやアートフェアなど様々なイベントを通して、1年間彼女とコラボレーションをして参りました。日本とアメリカにて展覧会を行った4年の時を経て、ギャラリーアートコンポジションでは金丸遥という力のあるアーティストにその詩的でポジティブな世界を、ギャラリーの空間を使って紹介する機会を作りたいと考えました。

スケジュール

2015年11月13日(金)〜2015年12月4日(金)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttp://www.galleryartcomposition.com/haruka-kanamaru/
会場ギャラリーアートコンポジション
https://www.galleryartcomposition.com/index_jp.html
住所〒104-0051 東京都中央区佃1-11-8 ピアウエストスクエア1F
アクセス東京メトロ有楽町線・都営大江戸線月島駅6番出口より徒歩7分、JR京葉線・東京メトロ日比谷線八丁堀駅B4出口より徒歩12分、JR東京駅八重洲口より都営バス(東京ビッグサイト行き、東16)「リバーシティ21」下車徒歩2分
電話番号03-5548-5858
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