「事物 - 1970年代の日本の写真と美術を考えるキーワード」展

東京国立近代美術館

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1970年代、日本の写真界において「事物」がキーワードとして浮上します。60年代末、既成の写真美学に異議申し立てをした写真家中平卓馬は、70年代に入って「アレ・ブレ・ボケ」と称されたそれまでの方法を自己批判し、写真の記録性に立ち返る「植物図鑑」的な写真へと舵を切ります。その転換の過程で、中平はくりかえし事物と写真の関係に注目しています。ここでいう「事物」とは、レンズの向こうに現れる世界の具体的なあり方のことです。そして事物について考えることは、世界に向かい合う写真家の立ち位置への問い、言いかえれば、主体としての「人間」と、客体としての「世界」という関係の構図を、根本的に考え直すことへとつながっていきます。実はこうした思考の展開は、「もの派」など同時代の美術家たちが向かい合っていた課題とも、文脈を共有していたようです。この展覧会では、中平に加え、当時、同じく事物と写真をめぐるユニークな思考を重ねていた大辻清司の仕事を軸に、同時代の美術も視野に入れながら、事物と写真をめぐる当時の状況を考えます。
[関連イベント]
増田玲(本展企画者・当館主任研究員)「キュレータートーク」
日時: 6月27日(土) 11:00〜、7月24日(金) 18:00〜
会場: ギャラリー4
*申込不要、要観覧券

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スケジュール

2015年05月26日 ~ 2015年09月13日
金曜日は20:00まで

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