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「ベンガルのたなごころ カンタ 彼女たちの針仕事」展

ATELIER MUJI GINZA
終了しました
日本には、手に心が宿る「たなごころ」という言葉があります。心をこめた伝統的な手仕事が成熟したその先には、何があるのでしょうか。色あせることなく、時間が味方するものづくりやデザインとは。本展ではインドのファブリックに見る、暮らしを彩る手仕事の豊かな世界を紹介します。ベンガル地方の女性たちは、古くは自分や家族のため、現在では産業や民族の誇りを守るために伝統的な針仕事に携わっています。カンタは、古くから伝わるベンガル地方の刺し子です。使い古したサリーなどの布を何枚か重ね合わせ、針と糸で細かい文様や絵柄を思い想いに描きます。この地域の習慣によって女性たちは自由な外出や行動を制限されていましたが、発想はどこまでも自由でした。これらの布は作り手の手を離れてもなお、時間や地域を越えて私たちの心に響きます。使い手の倖せを願い、手間ひまをおしまない女性たちの生活の時間の中で作られた、一枚の布に描かれた美しい世界。まるで私たちを見知らぬ物語へ誘う窓のようです。本展では、1970年代から現地に足をはこび一枚一枚収集された世界でも類を見ない岩立フォークテキスタイルミュージアムの貴重なコレクションの中から、時を経てますます輝きを増す手仕事に込められた祈りや想い、倖せを感じるカンタを展示します。地域や時を越え、素晴らしい手仕事が導く未知の世界を旅して下さい。

[関連イベント]
「トークイベント1 『カンタ 刺し子で描く心の詩うた』」
日時: 3月11日(水) 13:30〜14:30(13:00受付開始)
講師: 岩立広子(染織工芸研究、収集家)
定員: 60名(要申し込み)
※お申し込み方法は公式ホームページよりご確認下さい。

「トークイベント2 『暮らしに生きるカンタ―人と技』」
日時: 3月18日(水) 13:30〜15:00(13:00受付開始)
講師: 五十嵐理奈(福岡アジア美術館 学芸員)
定員: 60名(要申し込み)
※お申し込み方法は公式ホームページよりご確認下さい。

「ギャラリートーク 『岩立フォークテキスタイルミュージアムの学芸員による展示解説』」
日時: 3月25日(水) 18:30〜19:00(18:15受付開始)
講師: 廣田繭子氏(岩立フォークテキスタイルミュージアム学芸員)
定員: 20名(要申し込み)
※お申し込み方法は公式ホームページよりご確認下さい。

スケジュール

2015年3月6日(金)〜2015年4月22日(水)

開館情報

時間
11:0021:00
休館日
不定休
入場料無料
展覧会URLhttp://www.muji.net/lab/ateliermuji/exhibition/150306.html
会場ATELIER MUJI GINZA
https://www.muji.com/jp/ateliermuji/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座3-3-5 無印良品銀座6F
アクセス東京メトロ日比谷線・丸ノ内線・銀座線銀座駅C8出口より徒歩1分、東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅5番出口より徒歩2分、JR有楽町駅京橋口より徒歩5分
電話番号03-3538-1311
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