終了した展覧会・イベントです
[画像: 岡本太郎《記念撮影》 1975年 東京展出品作]

「岡本太郎と中村正義 東京展」

川崎市岡本太郎美術館
終了しました

アーティスト

岡本太郎、中村正義
1975年、画家・中村正義はこれまで築きあげてきた画家としての人生のすべてを賭けて全く新しい美術の共同体・組織を、日本の閉塞的な美術界に誕生させようとしました。 自らが育った「日展」に反旗を翻した中村正義が、さらに日本美術界そのものを変革させるべく、病身をおして作ったのが「第1回 東京展」でした。中村正義にとって、「第1回 東京展」は日本美術界の全体を変革させる核であり、変容させる新しい生命体だったのです。その新しい生命体を誕生させるには、さらに強烈なエネルギーが必要でした。そのエネルギーこそが岡本太郎だったのです。 一方、岡本太郎は1941年に10年余りいたパリから帰国し、第28回二科展に滞欧作4点を発表。1946年復員した岡本太郎は、作家活動を再開し、1947年二科春季展に出品。 1948年、評論家・花田清輝、小説家・野間宏、安部公房、椎名麟三、埴谷雄高らと総合芸術運動を目論む「夜の会」を結成し、日本の芸術界全体の変革を目指します。ここから岡本はアヴァンギャルドの旗手として、美術という領域から逸脱するように多面的な活動を行います。しかし、またもう一方で、岡本は二科会には所属し続け、若い芸術家を育てながら、「二科会」内部からの変革も模索していました。 1961年、奇しくも岡本太郎は、8月に「二科会」を脱会。中村正義は、同年6月に「日展」から脱退しました。本展は岡本、中村の接点である「第1回 東京展」の構想および再現を軸にして、岡本と中村の作品を中心に展示し、現在の日本の美術の状況を再考する機会にしたいと考えております。

[関連イベント]
笹木繁男講演会『正義が目指したもの』
中村正義の生涯』著者、笹木繁男が「中村正義は何を求め、何を目指していたのか」を 語ります。
日時: 11月15日(日) 14:00~16:00
出演: 笹木繁男(現代美術資料センター主査)
場所: ガイダンスホール
定員: 70名(参加費無料、申し込み不要、当日先着順)

菱刈俊作ワークショップ『新聞紙のコラージュで顔を作る』
第10回TARO賞・岡本敏子賞受賞作家、菱刈俊作が企画した新聞紙のコラージュで顔を作るワークショップです。
日時: 11月29日(日) 14:00~16:00
場所: 創作アトリエ
定員・対象: 中学生以上20名(参加費無料、要申し込み)
お申込み方法: 電話申込み予約(先着順)※電話のみの申込み予約になります。
申込開始日: 10月24日(土) 10時より電話受付
締切日: 11月21日(土)

ギャラリートーク「岡本太郎と中村正義 東京展」担当学芸員による
出演: 佐藤美子(川崎市市民ミュージアム 学芸員)と岡本太郎美術館担当学芸員
日時: 11月7日(土) 15:00~、12月13日(日) 15:00~
場所: 企画展示室
定員: 約50名(申し込み不要、要観覧券)

映画「父をめぐる旅 異才の日本画家・中村正義の生涯」上映(中村正義ドキュメンタリー映画)
日時: 12月19日(土)、12月20日(日)、12月26日(土)、12月27日(日) 各日14:00~ 
場所: 岡本太郎美術館 ガイダンスホール 
定員: 70名(参加費無料、申し込み不要、当日先着順)

※関連イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2015年10月17日(土)〜2016年1月11日(月)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
備考
12月24日(木)、12月28日(月)~1月4日(月)は休館
入場料一般 900円、大学生・高校生・65歳以上 700円、中学生以下は無料
展覧会URLhttp://www.taromuseum.jp/exhibition/current.html#current-1
会場川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/
住所〒214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
アクセス小田急線向ヶ丘遊園駅南口より徒歩17分、向ヶ丘遊園駅南口よりバス「生田緑地入口」下車徒歩8分、JR南武線武蔵溝ノ口駅または東急田園都市線・大井町線溝の口駅北口よりバス(向ヶ丘遊園駅南口行き)「生田緑地入口」下車徒歩8分
電話番号044-900-9898
関連画像

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