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企画展・島田澄也 「蒼き昭和時代」

原爆の図 丸木美術館
終了しました
島田澄也の名が美術史に登場するのは、1952年に東京・小河内村で行った山村工作隊の活動です。建設中のダムが米軍基地の電力源になるとの考えから、日本共産党の指導により展開した文化工作で、島田のほか山下菊二、尾藤豊、入野達弥、勅使河原宏、桂川寛の6人が、ガリ版刷りニュース『週刊小河内』を共同制作するなどの活動を行いました。近年、1950年代の文化運動を再評価する動きが広がりつつあります。戦争への反省を踏まえ、自らの力で社会を変えていくのだという意志が一般市民に芽生え、「下からの民主化」がエネルギーを発散させた時代。芸術家も「大衆」を意識し、時に政治との距離を接近させながら、多様な活動を展開しました。丸木夫妻の《原爆の図》も、そんな時代のうねりの中にあった作品です。今展では、それらの記憶画とともに、1950年代に制作した油彩画《勾留理由開示公判》や《官選(国選)弁護人》などを展示し、文化工作隊で訪れた小河内村や「原爆の図展」で訪れた秋田の風景スケッチ、共同制作によるガリ版刷りニュース『週刊小河内』第1号(豊島区蔵)などの貴重な資料も展示します。戦後70年を迎えた節目の年に、ひとりの画家の視線から見た激動の時代の光景に触れ、ぜひその意味を再発見して頂きたいと思います。

スケジュール

2015年4月18日(土)〜2015年7月11日(土)

開館情報

時間
9:0017:00
12月~2月は9:30〜16:30
休館日
月曜日
年末年始は休館
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 900円、中学生・高校生・18歳未満 600円、小学生 400円、60歳以上 800円
展覧会URLhttp://www.aya.or.jp/~marukimsn/kikaku/2015/2015shimada.html
会場原爆の図 丸木美術館
https://marukigallery.jp/
住所〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
アクセス東武東上線森林公園駅南口よりタクシーで12分、東武東上線東松山駅東口より市内循環バス「丸木美術館東」下車徒歩2分
電話番号0493-22-3266
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