終了した展覧会・イベントです

「女子美染織コレクション展 Part5 KATAZOME」

女子美術大学 女子美アートミュージアム
終了しました

アーティスト

芹沢銈介、柚木沙弥郎
型染めは型紙を使用して様々な模様を染める、染色の一技法です。柿渋を引いた和紙に彫り出された 極小の模様は、人間の作り出す技の極致ともいえます。日本で独自に発達した型染めは、沖縄の紅型 にも同技法が使われていますが、その色鮮やかで大胆な染めは、精緻な小紋染めとは印象を異にしま す。また、色彩豊かな紅型に影響を受けて、型絵染め作家として活躍したのが芹沢銈介です。芹沢銈介は民藝運動家としても活躍しますが、女子美術大学工芸科設立時(1949 年 10 月)のメンバーであ り、その後も工芸科の教員として(1960 年 3 月まで)多くの学生を指導してきました。芹沢と柚木沙 弥郎の自由闊達な作風はその後の女子美の工芸の指針となり、多くの学生によって型染めに独特の世 界観が与えられました。 また注染は型染めを量産するために開発された技法ですが、今ではその技術を受け継ぐ職人も減り つつあります。注染を「型染めの系譜」と捉え、手ぬぐい、浴衣、タペストリーなど、注染の魅力を 余すことなく伝える作品を展示いたします。 本展覧会では日本で展開したバラエティ豊かな型染めの変遷をお伝えするとともに、「KATAZOME」 として世界に発信するテキスタイルデザインの可能性を示したいと思います。

[関連イベント]
グラフィックデザイナーが語る型紙・江戸のデザイン 
日本を代表するグラフィックデザイナーに型紙の魅力をお話いただきます。
講師:仲條正義(本学客員教授)奥村靫正(本学客員教授)
日時: 11月21日(土) 14:00〜15:30
※要予約

ふくてがみ -ストール版-
好きな型紙を使って、自分でストールに型染めをしましょう。 そこに感謝の気持ちをこめた手紙を書き、大切な人に想いを伝えませんか?
講師:横井理子(慶應義塾大学大学院生)
日時: 11月23日(月・祝) 13:00〜15:00(終了予定) ※要予約
対象: 中学生以上一般
定員: 15名
材料費: 1500円

光と影のワークショップ
内容: 型紙を使って光と影がおりなす不思議な空間を体験します。
講師: クワクボリョウタ(アーティスト) 1 回目/ 2 回目  ※要予約
日時: 12月5日(土) 13:00〜14:00、15:00-16:00
対象: 小学生〜大学生
定員: 各回 15 名
材料費: 無料
内容: 型紙を使って光と影がおりなす不思議な空間を体験します。

ギャラリートーク
担当学芸員が作品の解説をします。
日時: 11月28日(土)、12月12日(土) 14:00〜 ※30分程度
予約不要

※関連イベント詳細は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2015年11月14日(土)〜2015年11月20日(金)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
日曜日、祝日
展示替期間は休館
入場料
展覧会URLhttp://www.joshibi.net/museum/jam/15/katazome/index_.html
会場女子美術大学 女子美アートミュージアム
http://www.joshibi.net/museum/jam/
住所〒228-8538 神奈川県相模原市麻溝台1900 女子美術大学 相模原キャンパス
アクセス小田急小田原線相模大野駅北口より神奈川中央交通バス20分「女子美術大学」下車、JR横浜線古淵駅より神奈川中央交通バス20分「女子美術大学」下車
電話番号04-2778-6801
関連画像

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