倉橋利明「WibbleWobbleシリーズ2015 -Zuityo-」

コバヤシ画廊

終了しました

アーティスト

倉橋利明

和紙に墨、日本画画材、アクリル等でペイントし、紙素材の特性と画材から透過性のある空間表現を意識した平面作品を展示します。作品タイトルのWibbleWobbleは英国で使われる遊び言葉です。会話の中でWobbleを使う場合にWibbleをつけて「wibblewobble」と連呼する習慣があるそうです。この軽快に連呼される単語は、現実に存在し意味を持つ言葉wobbleと存在しない抽象的な言葉wibbleが共存しているのです。この遊び言葉の響きは潜在意識にある風景を連想させる要素になるかもしれません。具体的に存在するものとしないものが共鳴し合う「wibblewobble」というリズミカルな言葉と作品表現が重なりタイトルとしています。作品は複数枚の和紙と半透明な紙を、グリット状に組まれた木枠に､太鼓張りで作られています。紙自体が透過性であることから、周りの色彩や環境を取り込んだ作品となります。本展覧会では、ここ数年継続する大作シリーズWibbleWobbleの新作、約90×180cmのパネル作品15枚の大作を展示いたします。

スケジュール

2015年6月1日(月)〜2015年6月13日(土)