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[画像: ギュスターヴ・モロー「イアソン」1865年 油彩・カンヴァスオルセー美術館(パリ)]

「黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝」

国立西洋美術館
終了しました
地中海の奥深くに、湖のような黒海が広がっています。黒海の入口は、船の難所として知られるボスポラス海峡です。ギリシャ神話によれば、英雄イアソンはこの難所をアルゴー船に乗って越えました。イアソンが目指したのは、黒海沿いの王国にある金の羊毛です。イアソンは王女メディアの助けを借りて、この金の羊毛を手中に収めました。豊かな黄金を秘める黒海地方の物語。これがただの伝説ではないことが、約40年前に明らかになります。黒海沿岸の町ヴァルナで、大量の金の副葬品を納めた墓地が発見されたのです。それはエジプトの最古のピラミッドよりも遙か以前、今から6千年以上も前に作られた世界最古の金製品です。骨と化した埋葬者は、金の杖を携え、大ぶりの金の腕輪をいくつもはめています。骸骨の周りに散らばる円形の金は、死者がまとっていた服をきらびやかに飾っていました。本展では、最古の金が納められたこの墓を出土の状態のまま復元し、同時に、太古の金の記憶が生み出したアルゴー船伝説の絵画を展示します。黒海の金製品から3千年以上の時を経て、比類のない金細工技術を誇ったエトルリア文明がイタリア半島に花開きます。エトルリア人の謎に満ちた至高の芸を、ヴァチカン美術館の名高い金の腕輪でとくとご覧ください。 本展では、地中海地域の古代文明がもたらした金の傑作の数々を、金を題材とする絵画とともに展示し、黄金に魅了された人類の歴史をひもといていきます。

スケジュール

2015年10月16日(金)〜2016年1月11日(月)

開館情報

時間
9:3017:30
金曜日・土曜日は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌平日休館
年末年始休館
備考
11月23日(月)、1月4日(月)、1月11日(月)は開館、年末年始休暇: 12月
入場料一般 1600円、大学生 1200円、高校生 800円、中学生以下と障がい者手帳をお持ちの方とその付き添い一名は無料
展覧会URLhttp://www.tokyo-np.co.jp/gold/
会場国立西洋美術館
https://www.nmwa.go.jp/
住所〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
アクセスJR上野駅公園口より徒歩1分、京成線京成上野駅正面口より徒歩7分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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