柴田祐輔 「公共と自由」

アートセンター・オンゴーイング

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「柴田くんは、映像、写真、インスタレーションなどを得意とするアーティスト。彼との出会いはArt Center Ongoingをはじめた2008年の頃だったかと思う。大学院で版画を学んだとのことで、修了制作の作品を見せてもらったら、CGで作られたモデルハウスの完成予想図のチラシに光を当ててハレーションを起こし、それを接写した写真作品を発表していたのだった。版画コースの修了制作でこれって、、、随分と攻める作家だなと思った記憶がある。その後、何度も展示をお願いすることになるのだけど、彼の攻めの姿勢は一向に緩まることはなく、むしろどんどんエスカレートしていっている気がする。
柴田くんが題材にするのは虚と実、光と影、人工と自然といった、相反する二つのものの境界線ギリギリに浮かび上がるもの。山中の暗闇の中で黄金に光り輝きながら浮かび上がるラブホテルの写真作品や、宅配ピザのダンボールでできたケースをスケートボードに見立てて街を疾走する映像作品、老舗クリーニング店を真夜中に営業させそこを一瞬にしてディスコへと変現させたパフォーマンス作品なんてのもあったっけ。面白いのは、相反する二つの境界線ギリギリで私たちの目の前に立ち現れるそうした作品たちが、どちらの枠にも属すことのできない肌触りを持っていること。それはギリギリにまで追い込まないと出合うことのできない、日常で体験することが絶対に不可能な肌触りだ。ギリギリまで追い込む柴田くんのこだわりは、はっきりいって正気じゃない。彼が用意する光は、眩しさを超えた光でなくてはならない。彼が作りだす偽物は、本物の偽物でないとならない。彼が描きだす人工は、自然を凌駕した人工でなければならないのである。ぱっと見るだけでは、そのギリギリまでの追い込みに気づかないかもしれないけれど、じっくり見ていくとそのあまりの徹底ぶりに笑いが止まらなくなる、と同時に、狂気を感じで寒気にも襲われる。この人マジでなにをここまで追い込んでいるんだろうって。
今回の個展で、柴田くんは写真作品に向き合うのだという。タイトルは『公共と自由』。もちろん普通の写真展になんてなるハズもないだろうことはわかっていたけれど、やはり今回もキレキレでした。全てが整然と管理された公共空間の中で、柴田くんが見つけた自由とは。ギリギリのギリギリまで加速度的に追い詰められた境界線上に立った僕は、今回も笑いながら凍りつきました」。(Art Center Ongoing 小川希)

[関連イベント]
トークイベント「フリースタイル フォトバトル」
日時: 8月20日(土)19:00~
講師: 万代洋輔(写真家)
定員: 先着30名
参加費: 1000円(ワンドリンク付き、入場料込み)

トークイベント「人を撮る」
日時: 8月26日(金)19:00~
講師: 阪本勇(写真家)
定員: 先着30名
参加費: 1000円(ワンドリンク付き、入場料込み)

トークイベントPre Ongoing School 「ストリートと柴田」
展示作品の解説を交えてのトーク。ビールもしくはお好きなケーキとお飲物がついてきます。
日時: 8月27日(土)19:00~※変更になりました
講師: 山本篤(映像作家)
定員: 先着30名
参加費: 1500円(ビール、もしくはケーキとドリンク付き)

トークイベント「今、風景のこと」
日時: 9月3日(土)19:00~
講師: 笹岡啓子(写真家)
定員: 先着30名
参加費: 1000円(ワンドリンク付き、入場料込み)

メディア

スケジュール

2016年08月17日 ~ 2016年09月04日

オープニングパーティー 2016年08月21日19:00 から
参加費: 1000円(軽食、1drink付き、入場料込み)

アーティスト

柴田祐輔

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