帽子デザイナーとして世界が評価した平田暁夫の後継者である長女・石田欧子が、パリで「LE COUP DU CHAPEAU‐帽子がやってきた」と題した帽子の個展を開催。高い評価を得ました。本展において、普段心がけている機能的・実用的な帽子とは一線を画し、帽子華やかなりし頃の古き良き時代のパリの社交界をイメージした上で、今という時代を見据えて、失われつつある「心を鼓舞させる、楽しむための帽子」をアートな感覚で作り上げました。
今なぜ帽子なのか。パリが生み、父の手により進化した日本独自の帽子文化。その志を受け継いだ石田欧子が「いまの時代に生きる帽子文化」を、パリ展のご報告も兼ねて展示します。