園子温 + 新藤淳「女のちから、イメージのちから ~美術館と映画館で出会う、表現者の『ちから』」

青山ブックセンター・青山

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現在、東京・上野の国立西洋美術館で、「クラーナハ展―500年後の誘惑」が開催されています。また、2017年1月28日より「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト(※)」として撮影された、園子温さんの『アンチポルノ』が新宿武蔵野館をはじめ、全国で順次公開されます。
「クラーナハ展」『アンチポルノ』。絵画と映画というジャンルのみならず、時代や国、文化的背景も異なります。しかし、どちらからも「エロス」、「女のちから」、そして「イメージのちから」が見る者に襲いかかってきます。
クラーナハは16世紀にドイツで活躍をした画家で、裸体表現を発展させたと言われています。さまざまな主題を描きましたが、中でも、女性の身体的な魅力や性的な誘惑によって男性が堕落ないし破滅に陥る物語を好み、古代神話や旧約聖書、新約聖書、寓話などから、「女のちから(Weibermacht)」と呼ばれているテーマをくり返し採り上げました。彼が描く「女のちから」は不思議かつ妖艶で、時に恐怖をも漂わせます。
ロマンポルノは女のちからとイメージのちからが働き、鑑賞者を誘惑する映画であるといえるでしょう。『アンチポルノ』について、園さんは「センチメンタルな意味でのポルノは壊滅した。そんな中で女性の裸がどのように消費されるか、女性の権利と自由とは何かを考えて撮った」と言います。そんな想いで撮られた本作は、極彩色かつファンタジックな世界で、少女の妄想と現実が入り乱れる本作は、ストーリーだけでなく、視覚的に強烈なイメージが襲ってきます。
わたしたちは、これらの作品に対峙するとき、作品に漂う妖しさに知らず知らずのうちに、魅了されている自分がいることに気づくのではないでしょうか。果たして、画面の中の「女のちから」に惑わされているのか、それとも作品が放つ「イメージのちから」に誘惑されているのか。鑑賞者は2重の誘惑にどぎまぎするかもしれません。
では、女のちからとイメージのちからが重なる瞬間は、どのような時に訪れるのでしょうか。園さんと、そしてクラーナハはどのように作品の「ちから」を作り上げているのでしょうか。
今回は、園子温さんに『アンチポルノ』について、新藤淳さんに「クラーナハ」「クラーナハ展」についてじっくりとお話いただき、園さんの作品とクラーナハの作品が放つ「ちから」に迫りながら、映画監督と学芸員の視線で、「女のちからとイメージのちから」について深く掘りさげて考えていきます。
ジャンルも、時代も国も越えて、作品が持つ「ちから」はどこから来るのか、芸術の強さの根源を考える機会にもできたらと思います。
※詳しくは公式ホームページにてご確認ください。

メディア

スケジュール

2017年01月12日 19:00~21:00
開場: 18:30

アーティスト

園子温 + 新藤淳

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