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「描かれた大正モダン・キッズ - 婦人之友社『子供之友』原画展 - 」

板橋区立美術館
終了しました

アーティスト

竹久夢二、北澤楽天、村山知義
子どもたちに向けた、モダニズムの新たな文化が花開いた大正期。自由な風潮のなか、『子供之友』は、1914(大正3)年4月に婦人之友社の創業者羽仁もと子、吉一によって創刊されました。その後、1943(昭和18)年に第二次世界大戦下における用紙制限によって休刊するまでの30年間、子どもの自立による近代的な人間育成を一貫して掲げ、生活教育を積極的に展開した絵雑誌として、童話や伝記読物、漫画やクイズなどの多彩な内容で多くの子どもたちから愛されました。創刊より絵画主任を務めた北澤楽天の洒脱でユーモアあふれる表現に、竹久夢二の豊かな情感が加味され、『子供之友』は当初から高い芸術性を誇りました。後年、童画家第一世代と呼ばれる武井武雄、村山知義らも独自の作品を発表し、休刊まで多彩な画家たちの魅力的な作品が毎号を飾りました。
本展では、北澤楽天、竹久夢二、武井武雄、村山知義を中心に、最終号を飾った深沢紅子にいたる数々の画家たちが『子供之友』のために描いた原画150余点を一堂に展示し、その芸術性とともに、絵雑誌における子どもに向けた美術の世界を紹介するものです。また、原画とあわせて、雑誌『子供之友』も展示します。子どもたちを取り巻く社会環境が激動する今だからこそ、『子供之友』の歩みは、未来の大人である子どもたちに何をすべきか、その指針を与えてくれるに違いありません。

[関連イベント]
講演会「子どもの本と『小さいおうち』の時代」
日時: 2月27日(土)14:00〜15:30
講師: 中島京子氏(小説家)
参加費: 無料
定員: 100名
※当日11:00より入場整理券を配布

講演会「『子供之友』の画家たち」
日時:3月6日(日)14:00〜15:30(13:00開場)
講師: 松本育子氏(刈谷市美術館学芸員、本展企画者)
聞き手: 高木佳子(板橋区立美術館)
会場: 1階講義室
参加費: 申込不要、無料
定員: 100名
※イベントの詳細は公式ホームページをご確認下さい。

スケジュール

2016年2月20日(土)〜2016年3月27日(日)

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 650円、高校生・大学生450円、小学生・中学生200円
展覧会URLhttp://www.itabashiartmuseum.jp/main/exhibition/ex160228.html
会場板橋区立美術館
http://www.itabashiartmuseum.jp/
住所〒175-0092 東京都板橋区赤塚5-34-27
アクセス都営三田線西高島平駅南口より徒歩15分、東武東上線成増駅北口より国際興業バス「区立美術館」下車、都営三田線高島平駅西口(北側)より国際興業バス「区立美術館」下車
電話番号03-3979-3251
関連画像

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