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「stir, stir, stir...」展

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終了しました

アーティスト

大木裕之、金氏徹平、フーゴ・バル
本展は100年前に興ったチューリッヒ・ダダを現代の視点で捉え直す展示となり、現在国内外で精力的に活動する大木裕之と金氏徹平を迎え、彼らの制作とダダイスト達の活動の親和性や共有しているであろう問題について考えます。「A,B,C,を希求して、1,2,3,を撃破せねばならぬ」(トリスタン・ツァラ「ダダ宣言1918」,1918年)と始まったダダは、それまでヨーロッパ世界の根底にあった良識と理性を下に築かれた諸科学とその歴史に対して投げかけられた疑問でした。それはつまるところ、良識ある人としての存在とそれを支える歴史そのものへの不信感であり、1, 2, 3,と積み重ねていくことよりも、A, B, C,という相対的関係性を組み替えていくことに関心を向けていく態度でした。そうした姿勢は過去を以て現在を規範的に縛る歴史よりも、今ここにある生の猛りに耳をすます態度であったのだと思います。今回、1923年の日本でダダの活動に共鳴するかのように始まったMAVOの中心的人物であった村山知義、のちに参加する萩原恭次郎などの資料も交え、現在、直線的な文脈やそれに伴う意味生成を拒むかのような制作を行う大木と金氏を加えた展示を行います。時代や場所が違う彼らの活動はそれぞれの生きた時代と場所の状況という生に向き合う姿勢だったのではないでしょうか。
出展作家: 大木裕之、金氏徹平、フーゴ・バル、クルト・シュヴィッタース、萩原恭次郎、村山知義

スケジュール

2016年7月9日(土)〜2016年8月7日(日)

開館情報

時間
13:0020:00
休館日
月曜日、火曜日
入場料無料
会場statements
http://statements-tokyo.com/
住所〒150-0011 東京都渋谷区東2-27-14 ペガサスマンション恵比寿102
アクセス東京メトロ日比谷線恵比寿駅2番出口より徒歩7分、JR山手線恵比寿駅西口より徒歩8分、JR渋谷駅新南口より徒歩8分、東急東横線代官山駅北口より徒歩10分
電話番号03-3486-1205
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