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Dex Fernandez 「→」

Art Center Ongoing
終了しました

アーティスト

Dex Fernandez
Dex Fernandezは1984年生まれ、フィリピンのマニラ在住。これまでグラフィティ、ペインティング、彫刻、写真、コラージュ、アニメーションなどあらゆるメディアを組み合わせて作品を制作してきました。私的な記憶や感覚、文化などさまざまな要素を混在させながら、あたらしい物語として提示する彼の作品は、ギャラリーや美術館だけでなく、ストリートにも展開されます。
Ongoing AIRでの2ヶ月間の滞在の中で、デックスは2006年から続けているグラフィティアートプロジェクト「GARAPATA(ガラパタ)」の新作に取り組みました。フィリピン語でダニを意味するガラパタは、彼が幼少期、飼っていた犬についていたダニが家中に大量繁殖し、結果的に犬を手放すことになってしまったというショッキングな体験から着想を得ています。それまでギャラリー空間で展示をするスタイルをとっていた作家がグラフィティアートに興味を持ち始めた頃、ダニが家の中に
無限に増えていくイメージと、街中に自分のアートを広げていくグラフィティのイメージは結びつくと考えました。以降、ガラパタ(ダニ)は作家を体現するキャラクターとなり、様々な表現に落としこまれていくこととなります。
近年では、ガラパタをステッカーにして持ち歩き、建物、公園、ときには電車やバス、個人宅などに貼るのと同時に、行く先々で出会った人に手渡し、それを記録撮影するという方法をとっています。ガラパタの写真は随時SNSにも投稿され、彼らは街中に、そしてインターネット上にも繁殖していると言えるかもしれません。
今回、デックスは記録したガラパタの写真をアニメーションで構成して見せることにしました。幼少の頃から日本がアニメ大国だと理解していた彼は、ここ日本でアニメーションとグラフィティというまったく異なる世界を融合させようと考えたのです。本展のユニークなタイトル「→」は、見る人が自由に解釈できるものです。「→」という記号からは、なにかの方向性を指し示す案内役、前と次をつなぐシンボル、あるいは再生ボタンなど、さまざまな読み取りが可能です。アニメーションの中でただひたすらに歩み続ける、生命力に満ちたガラパタは決して見過ごすことができず、デックスが幼少期に体験したように、鮮明な記憶として私たちの身体に刻まれることでしょう。

スケジュール

2016年7月13日(水)〜2016年7月17日(日)

開館情報

時間
12:0021:00
水曜日・木曜日・金曜日は16:00〜18:00休憩
休館日
月曜日、火曜日

オープニングパーティー 2016年7月16日(土) 19:00 から 00:00 まで

参加費: 1000円(軽食、1drink付き、入場料込み)

入場料400円(セレクトティー付き)
展覧会URLhttp://www.ongoing.jp/ja/artcenter/gallery/index.php?itemid=482
会場Art Center Ongoing
http://www.ongoing.jp/
住所〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-8-7
アクセスJR中央線・総武線・京王井の頭線吉祥寺駅北口より徒歩9分
電話番号0422-26-8454
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