終了した展覧会・イベントです
[画像: マット・ソーンダース「RWF」 2015年 C-print on Kodak Endura Premiere matte paper 87.9 x 69.5 cm Unique, Courtesy of the artist and Blum & Poe, Los Angeles/New York/Tokyo]

マット・ソーンダース「Two Worlds」

BLUM
終了しました

アーティスト

マット・ソーンダース
Blum and Poe 東京では2016年1月22日(金) よりアメリカ人アーティスト、マット・ソーンダースの新作展「Two Worlds」を開催致します。本展は当ギャラリーでは3回目、国内では初の個展となります。

ソーンダースはペインティングとその他のメディアとの境界を取り払うべく、精力的な創作活動を続けてきました。映像や動画の持つ、抗うことのできない実質性と表現の可能性、そして不可思議な反響。本展では、上記のテーマに着想を得たマルチスクリーンを用いたアニメーションとペインティングを基とした独自の写真作品の相関的な二つの新作シリーズを発表致します。

展示空間に合わせて考案された作品「Two Worlds」(2015年) は二つのスクリーンを用いて鮮やかに目まぐるしく展開され、映像表現の形をとりながらもその枠組みに留まらない可能性を秘めていることを示唆しています。投影される映像は鉛筆、インク、油具などで描かれた数千に及ぶドローイングによって構成されており、物語性を帯びたものもあれば、抽象的なイメージも含まれています。実験映画、西ドイツのテレビ放送やインターネット動画といった多岐にわたるイメージより派生したドローイングの数々は次から次へと移り変わり、類似、言及、換喩を穏やかに繰り返しながら、ある種の物語を紡ぎ出しています。スクリーンはあえて不完全にイメージを捉え、そこからにじみ出た映像は、展示空間をはじめ、ギャラリーの窓から覗く明治神宮の木々さえも取り込んでしまいます。

ソーンダースの写真作品は絵画を通して光を間接的に投影することによって生み出されており、この独自の技法は近年様々な形で展開されています。絵を描く際に用いられる素材やプロセスを暗室領域へと移行させることで、つかの間の時間軸の中で唯一無二の作品を創造しています。ソーンダースは最新作を通じてこの技法を更に深く追求し、写真と自身の映像作品とのより密接な関係性を築き上げています。アニメーションに登場するドローイングは、しばしばカラーフィルターとしての役割を担い、ペインティングを投影する際の光源となります。「Two Worlds」(二つの世界) は空間においてダイナミックかつ予測不可能に絡み合い、互いに干渉しながら観る者を独自の領域へと誘うのです。

スケジュール

2016年1月22日(金)〜2016年3月5日(土)

開館情報

時間
12:0018:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2016年1月22日(金) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://www.blumandpoe.com/exhibitions/matt-saunders-1?lang=ja#press1
会場BLUM
https://blum-gallery.com/
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森 5F
アクセスJR山手線原宿駅竹下口より徒歩1分、東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅2番出口より徒歩2分
電話番号03-3475-1631 
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します