終了した展覧会・イベントです
[画像: 土ヶ端大介「Boundary 〜The sky and the city 03〜」 530×455mm(F10) 2015 和紙、パンティストッキング、糸、顔料、銀箔]

土ヶ端大介 「Boundary in Black & White」

GALLERY YUKI-SIS
終了しました

アーティスト

土ヶ端大介
2008 年、東北芸術工科大学日本画修士課程修了。YUKI-SIS では 2 回目の個展となります。
土ヶ端大介は在学中より、伝統的な日本画の手法と、相反する大量生産されるストッキングという素材を使って作品制作をしてきました。
自然に囲まれた環境に住む土ヶ端は、昆虫や鳥、魚、自然物のあり方、生物が避けて通れない「生と死」をモチーフに作品を発表してきました。やがて 2013 年の New York, Rare Gallery での展覧会を機に、架空の都市と地球、宇宙をモチーフにした制作をはじめます。
黑ストッキングの素材は人工的な産物として、和紙と日本画の画材で作られる白の余白を自然物として捉え、この大量消費されるモノと伝統技法を対比させ、「いつかなくなってしまうもの」と「永遠に存在するもの」に置き換えて描きはじめたのです。
画面の中に浮かぶ、銀箔で描かれた月。その位置は、実際にはありえない下方に存在し、まるで都市が宙に浮かんでいるようにも見えます。人工的な都市や建物、そして私たちの住む世界と小さな生物の世界を、自然と対比し俯瞰した視線からは、大きな宇宙のような存在に命を与えてもらってそれらが存在し、やがて消えている過程を感じさせます。炭色の顔料は溶け出し、調和を保ってきた私たちの地球が崩れ落ちて星屑のように宇宙に溶けていき、また生まれかわるようです。
喪失と再生。展覧会のテーマである「白と黑の境界線」では、普段私たちが気づかない、宇宙の中の私たちの存在に気づかせてくれます。古代から現代へ、私たちは同じような過ちを繰り返しながら、ずっと生まれ変り続けているのかもしれません。

スケジュール

2016年9月24日(土)〜2016年10月8日(土)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
備考
日曜日・月曜日休館
入場料無料
会場GALLERY YUKI-SIS
http://yuki-sis.com/
住所〒103-0023 東京都中央区日本橋茅場町1-1-6 小浦第一ビル2B
アクセス東京メトロ日比谷線・東西線茅場町駅7番出口より徒歩2分、都営浅草線・東京メトロ東西線・銀座線日本橋駅D2出口より徒歩6分、東京メトロ半蔵門線水天宮前駅6番出口より徒歩7分
電話番号03-5542-1669
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