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[画像: 亜真里男 「東京への風 (ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ)」 (2016) キャンバスに油彩 97×194cm]

亜真里男 「THE SITUATION IS UNDER CONTROL」

青山|目黒
終了しました

アーティスト

亜真里男
現代のジャポニスム作家「亜 真里男」は、「3・11」以降の日本に、何を見て、何を描くのでしょうか。
スイスに生まれ、ドイツに育ったアーティスト亜 真里男(あ・まりお/Mario A)は、1982年に来日して以来、約30年間、日本をベースにアーティスト活動を行っています。日本人よりも日本を愛してやまないその制作活動は、「日本趣味」=「ジャポニスム」の系統に属するものでしょう。美術史でジャポニスムの代表作といえば、ゴッホの「花魁」やモネの「ラ・ジャポネーズ」等が挙げられますが、日本の美意識や独特な空間構成が、印象派をはじめ、西洋美術に強い影響を与えたことをそれらの作品から知ることができます。本展タイトルの「The situation is under control」とは、「2020年東京オリンピック」の招致にあたり、国際オリンピック委員会総会で安倍晋三内閣総理大臣が行った演説の一節です。つまり、事故を起こした福島の原子力発電所がコントロール下にあるという内容でしたが、日々流れてくるニュースからは誰の目にも「NOT under control」であることが明らかです。かつてのジャポニスムは主に美意識や形式を模倣しましたが、現代のジャポニスムは、美しく平和な日本を守るために、原発問題や平和憲法などに対する積極的な社会的言説を含んだアートとして、日本人に語りかけるべきだと作家は考えています。今回は、「ペインティングと写真の意味」・「社会とアーティストの役割」を考える上で、重要な相互関係・共時性を実感した時期の開催となりました。2016年に制作した油絵「Cool Japan」の10点と「Gogh, Kiyoshiro & Me (Summertime Blues - Tokyo 2020)」や「東京への風 (ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ)」などの大作を展示いたします。

[関連イベント]
トークイベント 「2nd typhoon party and talk event」
日時: 9月10日(土)19:00~
トークゲスト: 市原研太郎

スケジュール

2016年9月3日(土)〜2016年10月2日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
土曜日・日曜日・祝日は18:00まで
休館日
月曜日、火曜日、水曜日
入場料無料
展覧会URLhttp://aozoramimi.com/mario-a-the-situation-is-under-control-jpn/
会場青山|目黒
http://aoyamameguro.com/
住所〒153-0051 東京都目黒区上目黒2-30-6 保井ビル1F
アクセス東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅より徒歩8分
電話番号03-3711-4099
関連画像

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