終了した展覧会・イベントです

「雑貨展」

21_21 DESIGN SIGHT
終了しました

アーティスト

青田真也、WE MAKE CARPETS、川原真由美、国松遥、シンプル組合&RONDADE、菅俊一、D&DEPARTMENT、野本哲平、萩原俊矢、藤城成貴、町田忍、松野屋、三宅瑠人、フィリップ・ワイズベッカー
今日、私たちの暮らしのいたるところに、「雑貨」と呼ばれるモノが存在します。しかし、非常に身近であるはずの「雑貨」は、すぐ手の届くところにありながら、その定義は曖昧にして捉えどころがありません。そもそも、私たちが普段無意識に使っている「雑」という字には、「分類できないもの」「多様に入り混じったもの」という意味があります。その中でも「雑貨」というカテゴリーが生まれた背景には、時代の節目節目に外来の多様な生活文化や新しい習慣を柔軟に受け入れてきた歴史があります。その変化に応じて、暮らしの中に様々なモノを取り込んできた日本人の生活史を象徴する存在が「雑貨」ともいえるのではないでしょうか。
日本の高度経済成長期にあたる約半世紀前までは、「雑貨」とは、やかんやほうき、バケツといった「荒物」=生活に必須な道具を指していました。しかし現在、街中の「雑貨店」の店頭には、グラスやナイフにうつわ、ブラシやスツール、時に食品や化粧品まで、中には用途が分からないモノや実用性を持たないモノなど、従来の「雑貨」のカテゴリーを超えたあらゆるモノを見ることができます。インターネットが普及し、自身の嗜好や感性に馴染むモノがいつでもどこでも自由に入手可能になった現代で、こうした傾向はますます加速し、「雑貨」という概念も広がり続けています。
このような変遷を踏まえて、今あえてゆるやかに定義するならば、「雑貨」とは「私たちの日常の生活空間に寄り添い、ささやかな彩りを与えてくれるデザイン」といえるでしょう。探す、選ぶ、買う、使う、飾る、取り合わせるといった行為や経験を通じて、モノ自体が持つ魅力を再発見し、暮らしに楽しみをもたらしてくれる「雑貨」は、もはや現代人の生活空間に欠かせない存在となっています。本展はこうした「雑貨」をめぐる環境や感性を、世界的にもユニークなひとつの文化として俯瞰し、その佇まいやデザインの魅力に改めて目を向ける展覧会です。

スケジュール

2016年2月26日(金)〜2016年6月5日(日)

開館情報

時間
10:0019:00
休館日
火曜日
展示替期間・年末年始休館
備考
火曜日は休館(5月3日は開館)
入場料一般 1100円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttp://www.2121designsight.jp/program/zakka/
会場21_21 DESIGN SIGHT
http://www.2121designsight.jp/
住所〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン内
アクセス都営大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅より徒歩5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅1番出口より徒歩5分
電話番号03-3475-2121
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します