終了した展覧会・イベントです

こども+おとな工芸館「ナニデデキテルノ?」展

東京国立近代美術館工芸館
終了しました

アーティスト

野口光彦、山下恒雄、古伏脇司、介川芳秀、音丸耕堂
こどもたちと一緒に工芸を見たことはありますか?工芸鑑賞はちょっとむずかしそう…と心配されることがあるけれど、作品を見たこどもたちは、おとなの予想を軽く乗り越えて、生き生きと反応してくれます。きらきら輝く目のなかは「!」や「?」でいっぱい―好奇心が踊るようにあふれでて、そのわくわく感に周囲で見守るおとなたちも嬉しくなるほどです。こどもの興味を惹きつけるのは、なんといっても、それが何でできているのか?ということ。「工芸」とひとくくりに呼んでいますが、種類はさまざまで、それを分ける決め手となるのが素材です。でもちょっと見にはそれが判断つかないものが少なくないのも工芸の特徴。土、石、草や木、虫など、素材に選ばれたものの元の姿を知っていると、ますます「!」や「?」が飛びだします。工芸がこれだけ多彩に発展してきたのは、私たち人間が「こうしたい」と思ったことがらを形にしたものだから。それもよりよく、より美しくと、尽きない願いに応えて、あらゆる素材を吟味しては多方面に可能性を試し、磨き上げてきた結果が作品の魅力を築き、見る人、そして作る人自身をも惹きつけてきたのです。そんな風に考えてみると、「ナニデデキテルノ?」というシンプルな発言には、作品へのお近づきの挨拶とともに感動のほとばしりが潜んでいそうです。知識豊富な大人の皆さんも、あらためて、こどもと一緒にこのひと言をつぶやいてみませんか?まだ気づいていなかった、知恵と情熱満載の工芸の秘密を探る鍵がみつかるかもしれません。

スケジュール

2016年7月16日(土)〜2016年9月8日(木)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
※入館は閉館の30分前まで。展示替期間、年末年始休館。月曜日が祝日の場合は月曜日開館、翌日火曜日休
入場料一般 210円、大学生 70円、高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳提示をお持ちの方とその付添者(1名)は無料
会場東京国立近代美術館工芸館
http://www.momat.go.jp/cg/
住所〒102-0091 千代田区北の丸公園1-1
アクセス東京メトロ東西線竹橋駅1b出口より徒歩8分、 東西線・半蔵門線・都営新宿線九段下駅2番出口より徒歩12分
電話番号03-5777-8600