ロバート・フランク 「Books and Films、1947-2016」

東京藝術大学 大学美術館・陳列館

poster for ロバート・フランク 「Books and Films、1947-2016」

このイベントは終了しました。

「Robert Frank: Books and Films, 1947-2016」は写真界の巨匠ロバート・フランクがSTEIDL社の創業者であるアートブック界の重鎮ゲルハルト・シュタイデルとともに企画したロバート・フランクのこれまでの活動を振り返る展覧会です。 本展は世界50都市を巡回中で、10都市目にあたる東京展では、フランクが1947年から2016年にかけて製作してきた写真・映像作品やSTEIDL社から出版された写真集を展示するほか、フランクがシュタイデルとともにどのように一冊の写真集を生み出すのか、手紙や素材のサンプルなど普段は表に出ることのない貴重な資料も公開します。

ロバート・フランクは、写真と映画の歴史に最も影響を与えた人物のひとりに挙げられ、その作品は静止画と映画の美学を再定義してきました。しかしながらその影響の大きさ(特に写真集というアートの形において)にもかかわらず、フランクの作品が展示される機会は限られています。そうした事態を解消するために、展覧会Robert Frank: Books and FIlms, 1947-2016は企画され、主に大学や学校などの教育機関を会場として世界を巡回しています。
フランクのオリジナルプリントには現在非常に繊細な扱いが求められるため、そのほとんどが公開されていません。ギャラリーや美術館や投資家たちは、彼のオリジナルプリントの展示に厳しい条件を課し、貸出には法外な保険料が求められます。そのため従来のスタイルの展覧会を行うことはきわめて難しい状況です。それに対して本展では、フランクの写真はどんな会場にでもすぐに設置できる廉価な新聞用紙に印刷されており、“商品”としての価値は低く、さらに会期の終了とともに破棄されることで、美術市場の思惑̶̶売買と消費のサイクルを回避できるようになっています。この展覧会の原案がカナダのマブーの小さな家に住むフランクの耳に届いたとき、彼はこう言いました。「安くて、素早くて、汚い。そうこなくっちゃ!」
東京展では、東京藝術大学の学生が展示什器の制作から、イベントの企画、広報の手配など、展示の実現にあたって重要な役割を果たしています。独特な展示スタイルによって教育的な価値も大きい本展ですが、開催に至る過程もまた貴重な教育の機会となりました。 従来にはないスタイルの本展のカタログは、ドイツの有名な日刊紙である「南ドイツ新聞」の特別エディションであり、定型のフォーマットに則ってデザインされ、再生新聞用紙に印刷されています。このコラボレーションによって低予算での製作が可能となり、より多くの人が手に取れるようわずか5ドル(東京展では500円)という低価格での販売が実現しました。

[関連イベント]
ゲルハルト・シュタイデル ワークショップ
「Steidl Book Award Japan」から選考された5名と藝大から選ばれた5名の計10名に対して、 ゲルハルト・シュタイデルが本づくりに関する具体的なアドバイスを個別に行うワークショップを開催します。先着予約20名様に限り、大石膏室でのワークショップの様子を見学することができます。
日時: 11月9日(水)13:00~16:00(12:30開場)
会場: 東京藝術大学 美術学部 絵画棟1階 大石膏室
見学: 先着20名・事前予約制

ゲルハルト・シュタイデル レクチャー「印刷は死なない:デジタルな世界のアナログな本」
ゲルハルト・シュタイデルがデジタルな時代の中での本作りや印刷について話します。レクチャーの後に質疑応答の時間も設けます。
日時: 11月10日(木)15:00~16:30(14:30開場)
会場: 東京藝術大学 中央棟 第一講義室
定員:先着150名・事前予約制
※イベント当日に席に空きが出た際は当日席をご用意致します。

ゲルハルト・シュタイデル レクチャー「Robert Frank: Books and Filmsメイキング」
ゲルハルト・シュタイデルが本展示のコンセプトとロバート・フランクとのコラボレーションについて話します。レクチャー後に質疑応答の時間も設けます。
日時: 11月10日(木)20:00~21:00(19:30開場)
会場: 東京藝術大学 総合工房棟3階 プレゼンテーションルーム
定員: 先着100名・事前予約制

新作ドキュメンタリー映画「Don’t Blink」 by Laura Israel上映会
ロバート・フランクを追った新作ドキュメンタリー映画『Don’t Blink』を2017年4月の日本公開に先駆けて上映致します。
日時: 11月23日(水)13:00~(12:30開場)
会場: 東京藝術大学 中央棟 第一講義室
定員: 先着60名・事前予約制

鈴木理策×松下計 シンポジウム「PHOTO & PHOTOBOOK(仮)」
新作映画上映会につづいて、写真家 鈴木理策とグラフィックデザイナー 松下計をパネラーに迎えシンポジウムを開催致します。
日時: 11月23日(水)15:00~(14:30開場)
会場: 東京藝術大学 中央棟 第一講義室
定員: 先着150名・事前予約制
出演: 鈴木理策、松下計

クロージングイベント
日時: 11月24日(木)19:00~
会場: 東京藝術大学大学美術館 陳列館
定員: 先着100名・事前予約制
会期終了とともに作品を破棄するというコンセプトのもと、コンテンポラリーダンスやライブペイント、音、光など様々な表現を駆使して展覧会の集大成となるライブパフォーマンスを行います。

メディア

スケジュール

2016年11月11日 ~ 2016年11月24日
開館時間: 10:00~18:00(入館は17:30まで)。会期中無休。

クロージングパーティー 2016年11月24日19:00 から
先着100名・事前予約制。

Facebook

Reviews

All content on this site is © their respective owner(s).
Tokyo Art Beat (2004 - 2017) - About - Contact - Privacy - Terms of Use