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[画像: ©Masumi Sakamoto]

坂本真澄 「グッバイ☆アイドル Season 2」

GALLERY MoMo Projects
終了しました

アーティスト

坂本真澄
坂本真澄は1982年大阪府生まれ、大阪芸術大学で銅版画を専攻し2005年卒業、その後2008年3月まで同大学版画コースにて副手として勤めるかたわら制作をつづけ、主に大阪と東京でコンスタントに発表を続けてきました。 2014年より拠点を和歌山に移し、雑音から離れ、牧歌的な生活の中に身を置き、 制作と向き合ってきました。制作環境の変化と結婚という大きな人生の転機は、坂本にさらなる自由なアイディアをもたらしています。学生時代は主に専攻の銅版画作品を制作し、その後は支持体の板の木目を生かした作品や、合板にアクリル絵具で描かれた人物をその輪郭のまま裁断した作品など、キャンバス作品を含め多彩な表現を試みています。坂本はいつも身近な題材をモチーフにしながら、背景は自然の中にあるようでどこか人工的、モデルは壁紙の前で取るようなポーズをしており、セットの中の被写体という印象を与えます。 描かれる人物は男性も多く、坂本にとって理想的な男性として描かれますが、中性的なその姿は裸体であっても性的な要素は強く押し出されず、現実とは大きな乖離が見られます。しかし、坂本自身にはそうした境界意識はなく渾然一体となっており、理想的な世界を軽々と何の障害もなく現実世界に引き入れ、作品は現実と絵画世界との境界を取り払って自由に行き交い、坂本独自の世界観を表出しています。今展では2011年に開催された個展「グッバイ☆︎アイドル」の第二弾として、年齢に関係なく多くの女性たちがアイドルや韓流スターなど自分の理想の男性を追い続けるように、坂本の追い求める理想の男性像を作品で追い求めます。グッバイと別れを告げつつも、どこか忘れたくない理想の男性に対する純粋な想いと、それに反する妄想に共感する女性は多いのではないでしょうか。作品は過酷な現状を裏返した現実逃避的なものですが、時代の状況や雰囲気をオプティミスムのオブラートに包んだようにも感じられ、その表現はさりげなく、かつ大胆です。今展ではペインティング約15点と、合板に描いた人物を切り抜いた作品約5点の展示を予定しております。

スケジュール

2016年9月24日(土)〜2016年10月15日(土)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2016年9月24日(土) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
展覧会URL
会場GALLERY MoMo Projects
http://www.gallery-momo.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F
アクセス東京メトロ日比谷線六本木駅1b出口すぐ、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅3番出口より徒歩3分
電話番号03-3405-4339
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