「動き出す!絵画 ペール北山の夢 - モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち -」

東京ステーションギャラリー

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[画像: 斎藤豊作「秋の色」(1912)]

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明治末から大正初期、日本ではヨーロッパ美術への関心が高まりました。その興味は、過去50年ほどに起こったセザンヌ、モネ、ルノワールなどの印象派、ゴッホやゴーギャンといったポスト印象派、未来派や、ピカソといったキュビスムなどの20世紀アヴァンギャルドまでの動向にまでおよびました。若き洋画家のなかには留学する者もいましたが、多くは雑誌の購読や、複製写真や版画による展覧会の鑑賞、洋書の貸し借りなどを通じて情報を得ました。彼らは同時代の西洋美術の情報をもとに、自らの絵画表現を新たな視野で自由に試み、世に問いました。まさに洋画界が動き、それまで日本になかった新しい作品が次々と誕生したのです。
青年画家たちは、発表の場、情報の入手、生活費などの問題を抱えていましたが、それを裏方として支え、近代美術の発展に寄与したのが北山清太郎です。北山は日本におけるアニメーション草創期の重要な3人のうちの1人に挙げられますが、当初は洋画界にその身をおき、岸田劉生や木村荘八ら、洋画家たちの活動を支援しました。そして、「現代の洋画」という美術雑誌を編集、刊行し、同時代の作家の活動や西洋美術の紹介にも積極的に努めました。また、絵具の販売や写生会の実施、作品の募集による懸賞事業等も行い、洋画の裾野を広げたのです。彼の活動に感謝した画家たちは、パリでゴッホら多くの若い画家たちを支えた画材商のペール・タンギー(ペール=おやじ)になぞらえて、ペール北山と呼ぶようになりました。
本展では、大正期の日本における西洋美術への熱狂と、それに影響を受けながら展開した前衛的な近代日本美術の動向を、“北山清太郎”という人物を手がかりにひもときます。当時若き洋画家たちが見たいと切望したであろう西洋美術、それに影響を受けて展開した油彩、彫刻など約130点と資料類が展示されます。北山が発行した「現代の洋画」等に掲載された作品、そして北山がかかわったヒユウザン会や草土社が行った展覧会の出品作や作家の大正期の代表作、草創期の日本アニメ映像など、盛りだくさんで贅沢な内容を、この機会にぜひお楽しみください。
出展アーティスト:オーギュスト・ ロダン、ポール・セザンヌ、カミーユ・ピサロ、ピエール=オーギュスト・ルノワール、ポール・ゴーギャン、藤島武二、南薫造、湯浅一郎、津田青楓、山脇信徳、中村彝、坂本繁二郎、浜田葆光、木村荘八、斎藤与里、萬鉄五郎、川上凉花、北山清太郎、高須光治、横堀角次郎、椿貞雄、中川一政、河野通勢

[関連イベント]
オープニング ギャラリートーク
西洋美術の受容や北山清太郎と美術などをテーマに本展巡回館の各担当学芸員が本展の見所をご案内します。
宮本久宣・青木加苗(和歌山県立近代美術館)、岡本正康(下関市立美術館)、田中晴子(当館)。
日時: 9月17日(土) 10:00~(約60分)/3階展示室集合
申込不要
参加費: 無料(要別途入館料)

※関連イベントについては公式ホームページをご確認ください。

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スケジュール

2016年09月17日 ~ 2016年11月06日
金曜日は20:00まで開館

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