ミリアム・カーン 「走らなければ」

ワコウ・ワークス・オブ・アート

poster for ミリアム・カーン 「走らなければ」
[画像: ミリアム・カーン 「o.t.」 (2016) カンバスに油彩 195 x 200 cm © Miriam Cahn, courtesy of WAKO WORKS OF ART]

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本展では、カーンが描き続けている人物・植物・建築・動物・風景というモチーフに加え、2015年の欧州移民危機を契機に世界規模の問題となった「難民」をテーマに描かれた作品を含めたペインティング約30点を紹介致します。
ミリアム・カーンは、これまでにべネチア・ビエンナーレでスイス代表に選出されるなど、多くの展覧会で作品を発表しつづけ、2017年にはドイツ及びギリシャで開催されるドクメンタ14への参加も決定しています。70年代にハプニングやフェミニズム・ムーブメントの影響を受けたカーンは、初期の頃には黒鉛を使用して巨大な布に絵を描くといった、パフォーマンス性を同居させたドローイング作品を制作をしていました。そこからペインティング・写真・映像・ドローイングとさまざまな表現手段を駆使しながら、作品の世界感を深めていきます。「私はいわゆる伝統的なペインターではなくパフォーミング・アーティストだ」と本人が語るように、短時間に集中してテーマをダイレクトに描き上げるスタイルは、豊かな表現へと直接的に反映されています。
カーンの作品は、原爆や難民という、重い社会問題に妥協することなく向き合う強いテーマ性を持ちます。それとは反対に、作品の色彩のあざやかさ、高い抽象性など、見方を限定させない視点も作品には備わっています。制作の根幹を担う暴力や社会的な問題といったテーマについては、90年代初頭に起きたボスニア戦争をシリーズ〈Salajevo〉として戦時中に描いたり、チェルノブイリ原発事故の翌年に原子爆弾をモチーフしたシリーズを描くなどと、即時的な関心を寄せ続けてきました。本展でも、近年社会問題になっているヨーロッパでの難民問題を描いた2015から2016年の新作7点を中心に展示致します。

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スケジュール

2016年10月01日 ~ 2016年11月05日

アーティスト

ミリアム・カーン

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