MADSAKI 「WANNABIE’S COLLECTION」

CLEAR EDITION & GALLERY

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個展「WANNABIE'S」(2015)の続編といえる本展は、「なりたがり(wannabe)アーティスト」が自身の夢見るコレクションを自らの手で描いてしまった、「世界最高峰のコレクション展」です。会場に並ぶ作品はどれも美術館の目玉であったり、またはアート界のゴシップとしても注目を集めたものの「模倣品」ばかりです。過去の作家たちが大衆芸術や氾濫した消費社会のイメージを作品に用いてきたように、MADSAKIもまた大衆に(不本意な形であるにせよ)広まった「アート」のイメージを揶揄してきました。誰もが知るマスターピースを本物とはかけ離れたかたちで描く作品をつきつけることで、「そもそもこれは現代美術なのか」それとも「ただの悪ふざけなのか」、見ている対象が「美しいのか」「オリジナルなのか」など、見る者の価値観に揺さぶりをかけるのです。

本展示はマーケットのトッププレイヤーでもあるコレクター達への羨望も含めた敬意や畏怖と言った複雑な感情を投影した作品展でもあります。そこには到底自分のお金では買えない好きな作品を自ら描いてコレクション展と題した作家の悲哀と、贋作ではない「粗悪なコピー」を通して改めてアートにおける唯一性の矛盾を気づかせてくれ、落札金額に全世界が一喜一憂するアートを取り巻く劇場的な状況への些細な抵抗が垣間見れます。

MADSAKIの展示の常ではありますが、究極的な質問でもある「そもそもこれは現代美術なのか」それとも「ただの悪ふざけなのか」、見ている物が「美しいのか」「オリジナルなのか」など日頃アートに対して我々が持つ価値観に彼は揺さぶりをかけてきます。実際には横浜美術館で開催された「村上隆のスーパーフラット・コレクション —蕭白、魯山人からキーファーまで—」で本シリーズが展示されるなど、作家本人が意識してきた自由さを超えたところで評価は高まっております。ただ、MADSAKIが昨年から提示している答えは極めてシンプルで、重要なのは我々第三者が開き直りあえてwannabeとして振る舞まい、再び自由にアートの中を泳ぎ楽しみを取り返すことなのです。

メディア

スケジュール

2016年06月10日 ~ 2016年07月23日

オープニングパーティー 2016年06月10日19:00 から 21:30 まで

アーティスト

MADSAKI

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