終了した展覧会・イベントです
[画像: 「一時的なスタディ:ワークショップ#4 共にいることの可能性、その配置」 (2015-2016) 制作風景 6日間の共同生活、ワークショップ、記録映像]

田中功起 「共にいることの可能性、その試み」

水戸芸術館 現代美術ギャラリー
終了しました

アーティスト

田中功起
田中功起による国内初の大規模な個展です。田中は、映像記録、インスタレーション、執筆、パフォーマンスおよびイベント企画といったさまざまな方法を通して、現在の社会状況や既成の枠組みに対し、別の視点やあり方を模索する活動で近年、注目されています。2013年の第55回ヴェネツィア・ビエンナーレでは、5名の陶芸家がひとつの陶器をともにつくる様子をとらえた映像作品などで、複数の人びとがひとつのことにともに携わるときの、その行為の美しさと難しさを表し、国際的に評価されました。
本展では、協働による営みに関心を抱くようになった2010年以降の田中の活動に焦点をあて、新作を中心に、近年の取り組みとあわせて紹介します。
本展のために制作された新作は、一般参加者とファシリテーター、撮影チームらと一つ屋根の下をともにした6日間の滞在とそのなかでのワークショップがもとになります。朗読、料理、陶芸、社会運動にまつわるワークショップ、ディスカッション、インタビューなどで構成された6日間を通して、移動や共同体についてそれぞれが考え、また対話し、実践する機会が設けられました。本展では、これらのワークショップの記録映像をもとにつくられた複数の映像に、作家が制作中に書いたノートなどが添えられ展示されます。

※ 新作映像は全編でおおよそ180分になる見込みです。

「田中功起 共にいることの可能性、その試み」展 特別企画
てつがくカフェ 共にいることの可能性、その平等、その学び
http://www11.arttowermito.or.jp/gallery/gallery02_rel.html?id=177

日 時:5月14日(土) 14:00~17:00(13:30開場)
会 場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
定 員:40名(当日先着順)
※どなたでもご参加いただけます(入退場自由、途中休憩あり)
参加費:展覧会入場料に含まれます
★出品作家の田中功起も参加者の一人として対話に参加します
さまざまな反響を呼んでいる展覧会「田中功起 共にいることの可能性、その試み」の会期最後に、ギャラリー内の会場にて、鑑賞者のみなさんに開かれた<対話>の場が設けられます。展覧会を観て感じ・考えたことを、ふだんはひとりで持ち帰ったり、一緒に来た友人と語り合ったりしますが、ここではそれをパブリックに共有する場を開きたいと思います。
本展で探求されている「共にいることの可能性」について、見知らぬ者同士である鑑賞者のみなさんが<対話>をする機会。それは「教える/教えられる」という関係とは異なる、対等な知を試みる現場になるかもしれません。仙台を中心に、各地で「てつがくカフェ」を実践している西村高宏氏と近田真美子氏が、対話の進行役を担い、出品作家の田中功起も参加者の一人として対話に参加します。展覧会と隣り合わせの本会場は、この企画にあわせて鑑賞の合間にコーヒーを飲みながらお過ごしいただける休憩所となります。途中の入退場は自由ですので、どうぞお気軽にお立ち寄りください。
 

スケジュール

2016年2月20日(土)〜2016年5月15日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
年末年始休館
入場料一般 900円、高校生以下・70歳以上・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttp://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=438
会場水戸芸術館 現代美術ギャラリー
https://www.arttowermito.or.jp/
住所〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8
アクセスJR水戸駅北口より徒歩20分、JR水戸駅北口より茨城交通バス「泉町一丁目」下車徒歩3分
電話番号029-227-8111
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