村田朋泰「Mt. Onokoro」

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アーティスト

村田朋泰

村田朋泰は1974年東京都生まれ、2000年東京藝術大学の卒業制作作品「睡蓮の人」が、2002年第5回文化庁メディア芸術祭にてアニメーション部門最優秀賞。また、修了制作作品「朱の路」が第9回広島国際アニメーションフェスティバルで優秀賞を受賞しました。2006年には目黒区美術館で、2008年には平塚市美術館で個展を開催しました。今年、ドイツのシュトゥットガルト映画祭にて「翁舞 / 木ノ花ノ咲ヤ森」が上映され、広がりをみせています。今展では、今年、ニューヨークで開催されたアートフェアVOLTA NYにて発表したインスタレーション作品「Mt. Onokoro」を展示致します。この作品は、映像作品に出てくる洞窟を使って作られ、古事記に登場する「自らから凝り固まってできた島」である淤能碁呂島(おのごろしま) をモデルにしました。3月に開催された個展で展示したインスタレーション作品「語り継ぎ、言ひ継ぎ行かむ、不尽の高嶺は」で雨や光と影、月光の変化を用いたように、プロジェクターで光と影を作り出すことで太陽の光の動きで時の流れを表現しています。「翁舞 / 木ノ花ノ咲ヤ森」と「AMETSUTI」は全５作からなるシリーズの2作品になりますが、一見全く繋がりのないようにも見えます。しかし、村田は「山」を日本人のアイデンティティの一つのシンボルとして、この２つの作品に引用させています。それは、山そのものであったり、登場する山の神とも言える翁を通してであったり、双子が奪い合うスノードームの中の山であったり、示唆的な形で登場します。
※下記日程は「六本木アートナイト2016」開催のため臨時オープン致します。
10月21日（金）12:00-22:00
10月22日（土）12:00-22:00
10月23日（日）12:00-19:00

スケジュール

2016年10月21日(金)〜2016年11月19日(土)