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[画像: 植物の葉 1840年頃]

W.H.フォックス・タルボット 「自然の鉛筆」

写大ギャラリー
終了しました

アーティスト

W.H.フォックス・タルボット
本展は、写大ギャラリーコレクションより、ネガ・ポジ法写真術の発明家 ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットのオリジナル・ネガからプリント制作された作品を展示するものです。
1839年に世界初の写真術としてフランスで発表されたダゲレオタイプ(銀板写真)は、金属板の表面に像を直接焼き付けるもので、複製が出来ない一点限りの写真でした。しかし、同時期にイギリスでタルボットが考案したカロタイプは、一枚のネガから複数のポジ像(プリント)が得られるもので、複製技術としての近代写真術の基礎となっています。1844年〜46年にかけてタルボットが制作、発行した世界で最初の写真集『自然の鉛筆』(全6巻)は、カロタイプが持つ、複製技術としての様々な可能性を写真と文章で紹介するものでした。そこでは、写真による記録、複写といった実用性だけではなく、後の写真術の発展と共に現れる、写真の芸術性についても示唆されています。
時代はフィルム写真からデジタル写真へと完全に移り変わろうとするいま、タルボットのプリントを見つめ、当時と現在の写真を取り巻く状況を比較することで、改めてタルボットが『自然の鉛筆』で示唆した写真の本質について問い直す機会になればと存じます。

スケジュール

2016年4月18日(月)〜2016年6月5日(日)

開館情報

時間
10:0019:00
休館日
木曜日、日曜日
備考
会期中無休
入場料無料
展覧会URLhttps://www.t-kougei.ac.jp/arts/shadai/2016/01.html
会場写大ギャラリー
http://www.shadai.t-kougei.ac.jp/
住所〒164‐8678 東京都中野区本町2-4-7 東京工芸大学 5号館(芸術情報館)2F
アクセス東京メトロ丸の内線・都営大江戸線中野坂上駅より徒歩7分
電話番号03-3372-1321
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