黒田アキ 「L'atelier - conti/nuit/é -」

CAPSULE

poster for 黒田アキ 「L'atelier - conti/nuit/é -」

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黒田は、1944年京都市生。1970年に渡仏し、1980年パリ青年ビエンナーレ出品、1993年に東京国立近代美術館において当時最年少で個展、また翌年にはサンパウロ・ビエンナーレに参加。黒田の美的関心は広く、哲学者のジャック・デリダやミッシェル・セールが寄稿する美術文芸誌「NOISE」 や「Cosmissimo」を創刊、編集してきました。
黒田 の世界はややもすればその明るい色の印象が強いがゆえに、近作はPOPな印象を与えるかもしれません。とりわけ黒田の青は印象的です。ただ黒田の様々な色の出発点には黒があるのです。
今回の展覧会のタイトルである《continuité》。「連続性」という意味に、スラッシュ(/)をいれて《conti/nuit/é》という造語を1970年代から使用してきた黒田。これを翻訳すれば「連続の中の夜」とでも訳せるでしょうか。しかし、いったいいつから「夜」が始まり、いつ終わるのでしょう。ただ確かに夜は存在します。その差異を認識することは容易ではないですが、夜は連続に封じ込められたかに見えて、一気に連続を繋ぎ合わせ、透明な闇となって、「自然」と連なり世界を誕生させます。夜はまた、暗い海の底でもあります。そう、それは後に訪れるであろう朝、太陽の陽射しによって誘い出される青(BLUE)となるまだ見ぬ夜として連続する時間であり、それは海の中で今なお縺れているかのようです。形式なき内容としてしか捉まえられないその夜は、海の「NOISE(ノワーズ:仏語)」からヴィーナスのように、「縺れ」として現れてくるのです。黒田の青はそういうブルーであり、官能的な青なのです。そうして生成してくる青の根源たる黒、ブラック・ホールの黒をマルグリット・デュラスや哲学者フィリップ・ラクー=ラバルトはテキストに残しています。その文章には黒田の作品を様々に読み解けるヒントがあるのではないでしょうか。
今展覧会は、黒田が「CAPSULE」をアトリエとしてキャンヴァスを並べ、ペインティングを描きます。
鑑賞者の方々は、もしかすると実際に描いている黒田に出会っていただけるかもしれません。

・アトリエ公開
9月10日(土) 〜10月2日(日)

・作品展示公開
10月8日(土)〜10月23日(日)

メディア

スケジュール

2016年09月10日 ~ 2016年10月23日
土曜日・日曜日のみ開館

オープニングパーティー 2016年09月22日17:00 から 20:00 まで

アーティスト

黒田アキ

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