ヴィレ・アンデション 「An introduction」

DIESEL ART GALLERY

poster for ヴィレ・アンデション 「An introduction」
[画像: The Wave, 2015© Ville Andersson]

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フィンランドを代表する気鋭のヴィジュアルアーティスト、ヴィレ・アンデションは、フィンランド最高芸術賞と称される“Young Artist of the Year 2015”を受賞した、現在注目のアーティストのひとりです。ドローイング、写真、グラフィックなどさまざまな技法を用いたスタイルで、現実と空想との境目を行き来し、夢の中にいるような幻想的なビジュアルを創り出します。DIESEL ART GALLERYでは会期中、展示作品のほか日本未発売の作品集も販売します。

ヴィレ・アンデション(Ville Andersson 1986̶、フィンランド・ロヴィーサ出身)は、多様な手法を用いる洗練した作品で知られています。アンデション作品の作業行程において、写真、絵、ドローイングは対等の関係にあり、自らの考えやアイデアを表現できる最も自然なかたちを探し求めながら、異なるメディアや手法がどのように作品に影響を与えるのかを発見しようとしています。アンデション作品において、異なる手法は様々な制作方法を必要とします。例えば、ドラマチックな写真は、綿密なデザインと、セットや衣装を完備したスタジオ環境によって実現されます。しかし一方で、小さく繊細なペン描画は、どんなところにでも自然発生的に現われます。彼の作品では、極めて必要最低限のものが、黒・白・グレーだけの質素な色のスペクトルによって強調され、異質なものはすべて取り除かれます。特に最新の作品には、非の打ちどころのない美意識への一貫した試みがなされています。白は、そのものが持っている純粋さと無意味さで、まばゆいばかりに明るく表現され、いくつかのシリーズ作品においては、白い背景の中に白い被写体が今にも消失しそうです。
アンデションが作品制作の参考としているのが、文学、映画、音楽や視覚芸術です。まるで視覚のパズルのように、作品には細やかな引用が隠されており、特に、彼の映画への愛情は写真作品に如実に現れています。アンデションは舞台セッティングや、その雰囲気作りに精通しているので、彼の写真作品は、ある特殊な映画の静止画像のようでもあります。写真作品の数点には、モデルのダンサーや俳優が、まるで重力に逆らっているかのように登場します。写真、ドローイング、絵といったアンデションの全作品に特徴として言えることは、顔をそむけていたり、顔を隠されていたりすることで、名もなき神秘的な存在として人間が表現されていることです。

キュレーター: +81

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スケジュール

2016年02月26日 ~ 2016年05月20日

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Arina Tsukada tablog review

静寂に誘うモノクロームのビジュアル世界 — ヴィレ・アンデション インタビュー

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