小清水漸 展

BLUM & POE

poster for 小清水漸 展
[画像: 小清水漸「作業台(97)」(1976-1997)、トガ、80.5 x 148 x 96 cm Courtesy of the artist and Blum & Poe, Los Angeles/New York/Tokyo]

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当ギャラリーにて2回目の個展となる本展では、小清水の新作彫刻を中心とした作品群を発表致します。小清水は1960年代後半から70年代にかけて台頭した「もの派」グループの中心メンバーの一人として知られています。当時の日本の芸術環境を根本から再定義することを目的とした「もの派」の作家たちは、自然の物質や産業資材を一時的に用いたインスタレーション作品を展開しました。小清水の物質、断面、空間への強い関心とそれを追求する姿勢は「もの派」作品の中でも最も象徴的と言える作品をいくつも編み出しました。1971年の第7回パリ青年ビエンナーレでは、様々な角度や間隔で彫り込みを入れた30本の松の板を円形に配置した作品「表面から表面へ」(1971年)を出品しました。
小清水は1970年代半ば頃より、当初「表面から表面へ」にて追求したアイディアをさらに発展させた「作業台」シリーズの制作に取りかかります。様々な彫り込みが施されたこれらの彫刻作品の表面には所々に水が張られ、時には積み上げた枝木、角やあばら骨を思わせる形状の細長い突起物が追加されます。彫刻、建具、木の材質に関する専門的かつ豊富な知識を持ち合わせていた小清水は、松、杉、桜、樺、ヒノキ、ツガ、桐、ナラ、カエデ、栗の木、欅(けやき)など、実に多くの木材を用いた彫刻を制作しました。

1976年のベネチア・ビエンナーレへの出品が、「作業台」のシリーズがはじめて国際的な場で披露されるきっかけとなりましたが、それらの作品は展覧会の閉幕とともに所在不明になってしまいます。本展に登場する「作業台」は、当時失われた作品の新たなバリエーションとして構想され、様々に合わさる幾何学模様の彫り込みが表面に施された4つの台から成っています。ギャラリーの窓から覗く明治神宮の森の広大な展望を背景に配置された彫刻作品は、自然の「木」と人の手が加えられた「木」のそれぞれの本質に心を巡らせる、瞑想的な空間として立ち上がります。

メディア

スケジュール

2016年05月14日 ~ 2016年07月02日

オープニングパーティー 2016年05月14日18:00 から 20:00 まで

アーティスト

小清水漸

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