角田和夫「マニラ深夜日記」

ソニーイメージングギャラリー銀座

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アーティスト

角田和夫

角田和男は国内外で高く評価されている写真家です。ニューヨークの地下鉄でのシーンをドキュメンタリー的な表現の中にアーティスティックな感性を取り入れて撮影した「ニューヨーク地下鉄ストーリー」で、栄えある「第11回林忠彦賞」を受賞し、また海外のギャラリーや美術館などの著名なキュレーター達からも斬新で芸術性に富んだ作風が高く評価され、3年連続でパリ・フォトに出展するなど様々な形でオファーを受けました。
本展では、こうした国内外での芸術活動や功績により角田氏がフィリピン・マニラ市にあるデ・ラ・サール大学から招聘され教授をしていた2014年から2016年にマニラの夜のストリートを撮影した作品が展示されています。フィリピンの首都マニラは、富裕層と貧困層が極端に入り混じる都市です。角田は、スラム街に暮らすストリートチルドレンのヒューマンな側面と、彼らを取り巻く厳しい現実との両面にレンズを向け撮り続けました。
大都会の陰で、さまざまな人々が蠢動する夜のスラム街。そこに“生まれ、生きる”ことの現実を肌身で感じ、そして屈託のない子供達の笑顔のままに彼らの未来が明るいものとなるよう共に祈りたくなる作品展となっています。事実、この撮影に協力してくれた角田の友人のエリックは、こうしたスラム街の出身であり、今ではマニラで写真家として活躍しています。

[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 11月20日(日) 13:00～13:45
会場: ソニーイメージングギャラリー銀座(銀座プレイス6階)
講師: 角田和夫、桃井一至氏(フォトグラファー)
参加費: 無料

スケジュール

2016年11月11日(金)〜2016年12月1日(木)