白鳥悳靖「神棲む里 - 南信州・下栗の里 - 」

コニカミノルタプラザ

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アーティスト

白鳥悳靖

下栗の里は、南信州の秘境・遠山郷、標高約1000m、最大38度の急斜面に古くからある約50戶の集落である。里では豊かな自然の中で畑作、養蚕、養牛、林業などが営まれて来た。今でも日本の原風景を感じさせる文化や風習などが暮らしの中に息づいている。里人の信仰心は篤く、神社、祠、神仏石像などが至る所に点在し、湯立神楽「霜月祭り」を始めとして神事・仏事も数多く営まれる。今日、この里も例にもれず生業の衰退、高齢化と過疎化は急速に進んでおり、活性化の様々な努力にもかかわらず、その将来は極めて厳しいといえる。そうした中でも自然の中に根を下ろし、信仰深く日々を働き暮らす里人の明るさ、逞しさに私は魅かれ、約5年にわたり撮り続けてきた。南信州・下栗の里に暮らす人々の、その姿を多くの人々に伝えたいと思う。
会場: ギャラリーC

スケジュール

2016年12月17日(土)〜2016年12月27日(火)