実験音楽とシアターのためのアンサンブルコンサート

神保町試聴室

終了しました

アーティスト

実験音楽とシアターのためのアンサンブル

「実験音楽とシアターのためのアンサンブル」は、『4分33秒』で知られるアメリカの作曲家、ジョン・ケージのシアターと記譜をめぐる問いを軸に、ポスト・ケージ時代の実験音楽を専門とするグループです。今回のコンサートでは、「聞くこと／聴くこと」をテーマに、1960年から2015年までに発表された海外作曲家の10作品を取り上げます。ここでの「聞く／聴く」とは、たんに聴取者が演奏者の発する音に耳を傾けることにとどまりません。演奏者自身が別の演奏者の音を注意深く聴くことが求められる曲や観客が注意深く聴くことで成立する曲、物理的には誰も聞くことができない想像上の演奏者の音を聞き、ともに演奏する曲、また自分の耳のためだけに開かれる小さな、そして個人的なコンサートなど、実にさまざまです。ポーリン・オリヴェロスの「聴くことを通じて関係性を感じ取ること、それこそが私がハーモニーと考えるものです」という言葉を出発点とし、「聞く／聴く」のもつ多様な可能性を探求するプログラムを目指しています。
プログラム：
《For 1, 2 or 3 people》（1964）｜クリスチャン・ウォルフ
《Many private concerts》（2015）｜デイヴィッド・トゥープ
《The limits of silence》（2000）｜ピーター・ステルク
《Piano piece for David Tudor #2》（1960）｜ラ・モンテ・ヤング
《œhr für Hören solo》（2006）｜ロビン・ホフマン
《Ghost》｜ジョン・スティーブンス
《For Phil Wilson》（1979）｜ポーリン・オリヴェロス
《The Witness》（1989）｜ポーリン・オリヴェロス
《STATUE for 5 voices》（2011）｜アルバート・オルテガ
《(Tokyo) Memory Space》（1970）｜アルヴィン・ルシエ
（順不同）

スケジュール

2016年12月25日(日)