終了した展覧会・イベントです
[画像: ミケランジェロ・ブオナローティ 「ラウレンツィアーナ図書館、閲覧室から玄関室への扉口案」 (1526年頃) カーサ・ブオナローティ蔵 ©Associazione Culturale Metamorfosi and Fondazione Casa Buonarroti]

「ミケランジェロ展 ルネサンス建築の至宝」

パナソニック汐留美術館
終了しました

アーティスト

ミケランジェロ・ブオナローティ
イタリア・ルネサンスの巨匠ミケランジェロ・ブオナローティ(1475‐1564)は、彫刻、絵画、建築という視覚芸術の3つの領域において、他の追随をゆるさぬ卓越した人体表現と深い精神性を示しました。人々は彼を「神のごときミケランジェロ」と称えました。ダヴィデ像に代表されるような、石の塊のなかから彫り出された完璧なまでの造形、そしてヴァチカン宮殿のなかのシスティーナ礼拝堂に描いた史上最大の天井画は、まさに超人技といえましょう。 その葛藤に満ちた活躍の舞台となったフィレンツェとローマには彼が手がけた建築が、今も都市の景観を形作っています。フィレンツェのサン・ロレンツォ聖堂新聖具室や附属のラウレンツィアーナ図書館、ローマのカンピドリオ広場やサン・ピエトロ大聖堂ドームの設計の仕事には、同時代の人々を驚嘆させた、新しい装飾の表現形式や空間の取り扱いが不滅の輝きを放っています。
本展はカーサ・ブオナローティの所蔵する作品を中心に、ミケランジェロ本人による真筆の素描および書簡約35点を含めた作品およそ70点を展観いたします。加えて建築模型や写真、映像も用いながらミケランジェロの建築に光をあてます。そして、特別コーナーでは日本を代表する建築家たちが、この巨匠に寄せた畏敬の念を、400年後に自らの作品のなかでどのように展開したかごらんいただきます。

[関連イベント]
講演会「ミケランジェロの建築に見る古代との闘い」
古代を超越したといわれるミケランジェロ。当時、建築の分野における古代の権威とは、 古代遺跡やウィトルウィウスの『建築十書』であった。どのようにすれば古代を凌駕したといえるのか、 建築のオーダーに着目しながら検討してみたい。
講師: 飛ヶ谷潤一郎(東北大学大学院工学研究科准教授)
日時: 7月2日(土) 13:30~15:00
定員: 150名(要予約)
参加費: 無料(ただし本展の観覧券が必要です)
会場: パナソニック東京汐留ビル 5階ホール

講演会「万能の天才「神のごときミケランジェロ』」
レオナルドにせよラファエロにせよ、彫刻、絵画、建築も手がけるルネサンス期イタリアに特有の「万能の天才」であった。 ミケランジェロはその時代の最後の天才といえよう。西洋美術史の大家が、その創造的な成果をあらためて見直す。
講師: 高階秀爾(大原美術館館長、公益財団法人西洋美術振興財団理事長、東京大学名誉教授)
日時: 7月16日(土) 13:30分~15:00
定員: 250名(要予約)
参加費: 無料(ただし本展の観覧券が必要です)
会場: パナソニック東京汐留ビル 5階ホール

※関連イベントの詳細お申し込みは公式ホームページをご確認ください。

スケジュール

2016年6月25日(土)〜2016年8月28日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
水曜日
展示替期間・夏期・年末年始休館
備考
毎週水曜日、8月12日から8月18日は休館
入場料一般 1000円、65歳以上 900円、大学生 700円、高校生・中学生 500円、小学生以下無料
展覧会URLhttp://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160625/
会場パナソニック汐留美術館
https://panasonic.co.jp/ew/museum/
住所〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
アクセス都営大江戸線汐留駅3番出口より徒歩5分、JR新橋駅汐留口より徒歩8分、東京メトロ銀座線新橋駅2番出口より徒歩6分、都営浅草線新橋駅より徒歩6分、ゆりかもめ新橋駅より徒歩6分
電話番号050-5541-8600 (ハローダイヤル)
関連画像

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