並木恒延 「漆芸展 - 時を刻む - 」

和光ホール

poster for 並木恒延 「漆芸展 - 時を刻む - 」
[画像: 並木恒延「4丁目の新緑 - 和光 大窓から - 」6号F(40.9×31.8㎝、螺鈿、金粉研ぎ出し蒔絵)]

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漆芸家・並木恒延氏はまったく新しい概念の"漆絵"を創造した人物です。氏の登場以前、漆といえば食器や調度品にいわゆる"文様"が描かれているイメージでした。氏が写実的表現を取り入れたことで新たな世界が確立されたのです。「漆芸で花鳥風月や人物を自由に描きたい、その場の空気も感じてほしいと考えました」。
氏の漆芸は、黒漆を塗ったパネルに金粉や銀粉を蒔く「蒔絵」、貝を貼る「螺鈿」、卵の殻を貼る「卵殻」といった伝統的な技法を用い、色合いや奥行き、陰影を表現します。材料を吟味し、幾度も塗り重ね、磨き……。気の遠くなるような細かな作業の連続です。
緻密なデッサンも欠かせません。例えば、理想的な姿形をした桜を求め、西は京都・知恩院から、北は青森の弘前まで、桜前線とともに北上したこともあると言います。しかも、冬の間にまず枝ぶりをよく見て、花がほころぶ春に再び見に行くという徹底ぶり。こうした手間と時間をかけることで、氏ならではの絵画とみまごう漆絵が完成するのです。
和光創立70年の今年、氏の個展も70回目、和光では7回目。「振り返ればあっという間でした。先人の偉業を踏襲するだけではつまらない、独自のものを生み出したいという思いでやってきました。これからも自分の信じる道を追求していきたいです」。会場には100号の大作からミニ箔絵まで幅広い作品が揃います。芸術の秋、新たな漆の魅力をご体感ください。

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スケジュール

2017年11月03日 ~ 2017年11月12日

アーティスト

並木恒延

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