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[画像: (C)Yoshihiko Ito courtesy of PGI]

伊藤義彦 「箱のなか」

PGI
終了しました

アーティスト

伊藤義彦
PGIでは2017年1月より伊藤義彦作品展「箱のなか」を開催致します。伊藤義彦は1951年に生まれ、1977年に東京綜合写真専門学校を卒業後、一貫して写真では表現し難い『時間のながれ』、『意識のながれ』といった目に見えない概念を写真として表現することを追求してきました。1980年代から、アーティストとしてのキャリアをスタート。緻密な観察に基づいた思索的な作品を作り続けてきました。ハーフサイズのカメラで撮影したフィルムを撮影順に並べたコンタクトプリントが、全体として一つのパターンを生み出す独特の作品を「コンタクトプリント」シリーズと題して発表。それぞれのコマがコンタクトプリント上に占める位置を想定し、画面全体で一つの絵を構成する「影」シリーズや、水滴や葉、波、雲などの被写体を『観ること』、『観続けること』によって、作者と対象との間に存在する予測し得ない現象、目に見えない時間や意識の流れを一つの画面のなかに写し出してきました。1990年代後半からはコンタクトプリントの手法から離れ、イメージを継ぎ合わせる手法を使って、自ら『写真絵巻』と呼ぶ「パトローネ」シリーズを制作、2000年より継続して発表してきました。主に定点観測の方法で撮影した複数のプリントを千切りし、貼り合わせて再構築するモザイクの手法を用いた制作方法は、日本古来の絵巻物の特徴である時空間表現を参考にしています。この「パトローネ」シリーズの集大成となる本展「箱のなか」は、人形供養に納められた人形や地面に打ち付けられる雨粒、静かに動く小動物などの被写体と対峙し、『観ること』、『観つづけること』によって生じる見えない時間のながれ、意識の変化や意識のながれを、自ら『写真絵巻』と称する手法で写真の中に写し出しています。

スケジュール

2017年1月13日(金)〜2017年3月4日(土)

開館情報

時間
11:0018:00
休館日
日曜日、祝日
備考
月曜日~金曜日11:00~19:00、土曜日11:00~18:00、日曜日・祝日・展示のない土曜日休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.pgi.ac/exhibitions/2766/
会場PGI
http://www.pgi.ac/
住所〒106-0044 東京都港区東麻布2-3-4 TKBビル3F
アクセス都営大江戸線赤羽橋駅中之橋口より徒歩4分、東京メトロ南北線・都営大江戸線麻布十番駅6番出口より徒歩8分、東京メトロ日比谷線神谷町駅1番出口より徒歩8分
電話番号03-5114-7935
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