poster for 小平雅尋 「在りて在るもの」
[画像: 小平雅尋, “Shikinejima, Tokyo 2015.8.6”, 2015, gelatin silver print, image size: 52.6 x 35 cm, paper size: 60.8 x 43.2 cm © Masahiro Kodaira]

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3年ぶり、2度目の小平の個展となる本展では、前作「他なるもの」以降に制作された作品群で編まれたシリーズ「在りて在るもの」より計13点を展示いたします。小平は、人間と世界の根源的な関係性への関心から、直感的な撮影に基づく写真表現を通じて「偶然を超えた意味の繋がり」の記録と共有を試みてきました。繊細な操作を伴う暗室作業により、眼がひきつけられたものを写真のうちに具に分析し撮影の感覚を表現するという不断の活動の中で、小平は眼の導きとも言うべき直感的撮影の状態に「自分自身であることを自覚する意識と、頭の真ん中かちょっと後ろの方に感じるそれという二重の存在」としての人間の在り方の表れを認め、隠れしものであるそれとの接触を試みる自身の制作を「在りて在るもの」というタイトルの元に纏めました。風景や自然現象など、絶対的な外部である外界に対し抱く畏れや恍惚の反応の集積であった前作に対し、本シリーズでは、特異な光景や瞬間への圧倒的な直面性による緊張感を作品の内に保ちながらも、作家の関心は世界に対峙している自身の意識を操縦せしめる「何か」への注視へと比重が移っています。しばしば歴史的・社会的出来事の場を撮影地とし、撮影対象は自然物やその現象のみならず人や社会・都市へも拡がりを見せ、熟視のための対象への更なる接近が見てとれます。社会や世界との連関の中に積極的に自らを投じることで研ぎ澄まされた作家の眼は、新たな感覚や物事の見方を写真に捉えることで、世界と人が如何様に結びついているのか、あるいは結びついていけるのかを提示していると言えます。

メディア

スケジュール

2018年01月13日 ~ 2018年02月17日

オープニングパーティー 2018年01月20日18:00 から 20:00 まで

アーティスト

小平雅尋

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