終了した展覧会・イベントです
[画像: 「Laminations」 series (2015), arita porcelain © Akira Fujimoto, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY]

「アキラトアリキノアラタナアリタ: 現代陶芸としての有田焼」展

KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY
終了しました

アーティスト

藤元明、アリキ・ファンデルクライス
藤元明は、社会や環境など個人では制御しきれない種々な「現象」をアイロニカルに表象化する作品群で知られています。
2014年頃より3年以上に渡り取り組んでいる『ARITA PORCELAIN PROJECT』では、400年の歴史を誇る日本伝統工芸のなかでも正統性と革新性を誇る伝統的な有田焼の窯元のひとつである「ARITA PORCELAIN LAB(アリタ・ポーセリン・ラボ)」と共同で、窯元の倉庫に眠る流通不能となったデッドストックに対し、伝統技法の型を打ち破りタブーを侵していく態度で向き合うことで、流通から外れて身動きを取れなくなってしまった伝統工芸品の数々に対し現代美術品としての新たな命を吹き込み続けています。
アリキ・ファンデルクライスは、サンドベルグ・インスティテュート応用美術科課程修了。テキスタイルや写真などのメディウムを主軸に「素材」や「自然」に内在する形象を作品として発表し、アムステルダム、ニューヨーク、ミラノ、上海、北京、東京など世界各地で発表を行なってきました。2017年9月からは3ヶ月間に渡り、佐賀県とオランダ大使館のクリエイティブ産業協定の元にクリエイティブインダストリ財団からの助成を得て設立された「Creative Residency in Arita 」の招聘アーティストとしてリサーチ及び滞在制作を行ない、本展では、その滞在制作過程で生み出されたいくつもの新表現をチャプターとして見立て、複数章から成「Album Arita」として有田焼400年の歴史を刷新する各シリーズを展開します。
各々の文化的背景とバックグラウンドを駆使し、それぞれに現代陶芸としての新たな有田焼表現に没頭してきた、藤元明とアリキ・ファンデルクライス。二人の力作揃いの新作を集約させた本展は、前期と後期の二部構成にて会期中に展示替えも挟みながら、満を持して開催いたします。幾通りもの文脈と解釈を可能とする本展、是非ともご期待頂けましたら幸甚です。
※二部構成(1月9日以降は第二期として、展示替えをいたします)

[関連イベント]
トークイベント「『現代陶芸』をかんがえる: 伝統工芸と現代美術の摩擦が生み出す新しきもの」
日時: 2018年1月13日(土) 17:00~18:45
登壇者: 鈴田由紀夫氏(佐賀県立九州陶磁文化館・館長)、堀内奈穂子氏(特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]キュレーター)、藤元明(アーティスト)
※要予約、参加費 500円(ワンドリンク付)

スケジュール

2017年12月9日(土)〜2018年2月3日(土)

開館情報

時間
13:0020:00
土曜日は12:00〜19:00
休館日
月曜日、火曜日、日曜日、祝日
備考
冬季休廊: 12月23日(土)〜1月8日(月)
入場料無料
展覧会URLhttp://www.kanakawanishi.com/exhibition-013-akira-aliki
会場KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY
http://www.kanakawanishi.com/
住所〒106-0031 東京都港区西麻布2-7-5-5F
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩9分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅A5番出口より徒歩11分、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1a出口より徒歩11分
電話番号03-5843-9128
関連画像

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