大木裕之 「セイセイ◯」

アートセンター・オンゴーイング

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これまでArt Center Ongoingで3度開催された大木の個展では、彼の膨大な思考の痕跡が、映像やインスタレーションやパフォーマンスを通じて赤裸々にあらわされ、そのカオティックでライブ性のある独特の作品は鑑賞者を圧倒してきました。本展〈セイセイ◯〉では、自らの映像作品を会場に映写して対話をするところからスタートし、そこから空間を組み立てていくという、初めての試みに挑みます。映像と向き合うことで生まれた言葉や連想された物体が映像と共に構成され、これまでとは違う清々しい印象の空間が作り出されます。一方で、作品が日々形を変えるライブ性はそのままに、映像と空間インスタレーションの双方が、影響し合いながら変化を加えられていきます。大木にとって映像編集とは、場面を記録したショットを選択し繋ぐ作業であり、その編集作業をいつ行うのかは大切なポイントとなります。作業を行う彼自身は勿論のこと、映像同士の関係、会場の空気感、音、鑑賞者の出入りなどの“気”の動きといった要素は、常に変化するからです。大木はこれらを全身で吸収し、その瞬間のその全体に相応しい映像と空間を作り出します。もう一つ重要なのは「撮影時点のライブ性」という視点です。大木は撮影を、現実をその場で編集するパフォーマンスと説明します。「映像の本質はショットの繋ぎであり、カメラをいつ回すかという選択は、編集の作業にあたる」と考え、「撮っているときは後々そのショットがどんな意味合いを持ってくるかわからないが、しかし現にそこからスタートしているから、その時間軸・時の流れを大切にしたい」と言います。その時、その瞬間を切り取ったショットが流れのままに繋がったとき、撮影したその日の感じが、どこかにあらわれてくるはずなのです。大木の映像作品の中に撮影後編集を施さないものがあるのは、これが理由です。本展の名前にもなっている映像作品『セイセイ』は2017年3月コロンビアにて撮影されたものですが、大木はそこから「精製」「生成」「清々」「聖性」という言葉とイメージを導き出し、展示に反映していきます。本展ではこのほかに『M・I』『西風』『KenjiLow』といった映像作品が用いられる予定です。

メディア

スケジュール

2017年09月13日 ~ 2017年10月01日
月曜日・火曜日は休館

アーティスト

大木裕之

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