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[画像: 芥川紗織 「女A(たかと春日姫)」 (1955) 布に染色 60号 130 × 89cm)]

「芥川紗織と「前衛」の女性」 展

ギャラリー石榴 南青山ルーム
終了しました

アーティスト

芥川紗織、草間彌生
近年、世界的な称賛のただ中にある草間彌生[1929- ]ですが、その圧倒的な存在は、突然変異のようにして忽然と出現した個性なのでしょうか?5歳年長の芥川紗織[1924-1966]は、東京やニューヨークで草間と同じ展覧会への出品歴もある同時代の作家です。惜しくも42才で早逝した彼女が1950年代後半に描き上げたのは、カラカラとした笑いとひりつくような怒号に満ちた、まさに「女」そのものをテーマにすえた作品世界です。戦後日本の先鋭的な絵画といえば、ともすればマチエールある抽象画ばかりに目を奪われがちですが、「前衛」の多様性を示す一例として、彼女が染色という、テクスチャーを排除するフラットな手法を選んでいた点も見逃せません。その他、榎本和子[1930- ]、桂ゆき[1913-1991]、内間俊子[1918-2000]、江見絹子[1923-2015]は、相互に接点や交流はあったものの、特定のグループに継続的に属すというよりは、独立独歩で道を切り開いていった作家たちであり、世代の幅こそあれ同時代といっていい「前衛」の女性たちです。いま草間彌生によって"美術史"と"世間"とに大きくうがたれた突破口。その穴を、時間をさかのぼるタイムトンネルの入口とみるなら、そこからは、彼女と同時に走っていた「前衛」の女性たちの複数のラインが見えてきます。この度の展示では、芥川紗織を中心に草間彌生を含む女性作家の作品、20余点を展覧いたします。

スケジュール

2017年2月23日(木)〜2017年2月28日(火)

開館情報

時間
11:0018:30
入場料無料
展覧会URLhttp://www.g-sekiryu.com/exhibit.html
会場ギャラリー石榴 南青山ルーム
http://www.g-sekiryu.com/
住所〒107-0062 東京都港区南青山1-11-39 1139南青山 2F
アクセス東京メトロ銀座線・半蔵門線、都営大江戸線青山一丁目駅3番出口より徒歩4分
電話番号03-6438-9690
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