終了した展覧会・イベントです

「本を、つくってみた - アーティストブックの制作と展示 − 」展

LOOPHOLE
終了しました

アーティスト

板津悟、今村仁、O JUN、櫻胃園子、中野浩二、貴志絵里
2014年、仙台の ギャラリーターンアラウンドで私たちは『きたかぜとたいよう』というグループ展を開いた。今展の作家でもある今村仁氏がギャラリストの関本欣哉氏に打診し私たちに呼びかけ開いた展覧会だった。会期中、作家で次の展示について話していた時にふとアーティストブックの構想を得た。このギャラリーはカフェと併設されていて、片側の壁は書棚になっていてたくさんの本が並んでいた。その大半は美術書と文学書で、人の蔵書であったり、関本氏のものだそうだ。カフェの席で何んとなしに本の背を見ながら話していたからかもしれない。しかし、「アーティストブック」という言葉を聞いたことはあっても私たちの中で誰もそれを作った者がいなかった。作品集とはどうも違うようだ…絵本はどうなのか? ドローイングファイルは…?そもそもそれは「作品」なのか? そうでないのか? では、それをやってみようということになった。この時のグループ展は6人だった。本に興味があるといっても、読書することと本そのもの造りや形に関心がある者とでは興味の向かうところが違う。それからめいめいが人を誘い、また伝え聞いて集まった参加者はいつの間にか22人になった。学生、画家、版画家、彫刻家、写真家、パフォーマー、プリンター、製本家など様々な美術家と職種の者が参加するのだがおそらく、本の捉え方や考え方も様々だろう。本にしたってその来歴は、書(描)かれたもの、刷られたもの、訳されたもの、
造られたもの、写されたもの、焼かれたもの、等々様々だ。それに臨む私たちの共通点は、「本」になにがしか興味を覚える、だから「本」をつくる、の2点だ。
今展は、東京、仙台のギャラリー等各所で順次リレー式に開かれる。スタートは美術書の専門書店ナディッフだ。また今展に用意したカタログにも「本」への私たちの問と試みが各頁に挟み込まれている。併せて楽しんでいただけたら幸いである。展覧会のタイトルは、今展の初日を迎えるその日までの私たちの「本」を巡る顛末と始末を想定して付けた。

スケジュール

2017年12月20日(水)〜2018年1月21日(日)

開館情報

時間
12:0017:30
備考
開館時間: 14:00〜18:00、月曜日・火曜日・水曜日・日曜日は休館(2018年1月21日は開館)、2017年12月24日〜2018年1月10日は休館

オープニングパーティー 2017年12月2日(土) 18:00 から 20:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttp://studioloophole.com/2017/11/artbook/
会場LOOPHOLE
http://studioloophole.com/
住所〒183-0045 東京都府中市美好町1-1-18 石川ビル202
アクセスJR南武線・京王線分倍河原駅より徒歩10分、京王線府中駅南口より徒歩10分
電話番号042-401-1633
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