上田義彦「森の記憶」

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[画像: 上田義彦]

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森は私たちの体や心の動きと密接に結びついている。森を彷徨い歩いていると、様々なものが流出し、混成していることが知覚できる。そのことは私たちの体や心もまた流れだし、森と混じり合っていることを意味するのではないだろうか。
上田義彦が1989年に北アメリカ、ワシントン州の特別な聖域を撮り始めてから現在に至るまでの精選された森の写真の流れを見て、あらためてそのことを感じる。
大伽藍の円柱のような巨木が立ち並び、苔が絨毯のように敷き詰められたネイティヴ・アメリカンの神聖な森を8×10の大型カメラを担ぎながら歩き廻った日々の記憶を、蒼く霞む神木に生い茂る羊歯や微生物の蠢きに注ぎ込んだ「QUINAULT」、それから20年が過ぎ、2011年の東日本大震災以降に巨大な花崗岩が山へ貫入する屋久島へ渡り、日本一の多雨量で激しく侵食された岩塊や岩塔が点在し、アコウやガジュマル、シイやスギなど多様な樹木が繁茂するその島で、森との対話を繰り返すことで立ち現れてきた生命力の根源を捉えた「Materia」、さらに140に及ぶ河川が放射状に流れだし、滝や渓谷の多い屋久島の奥深い森を行きつ戻りつしながら、太古の信仰対象だった奥岳の源流地で生命の迸りと不思議な揺らぎの現象を掠め見ようとした「M.River」......。

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スケジュール

2017年04月14日 ~ 2017年07月02日

アーティスト

上田義彦

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