ムニール・ファトゥミ 「ペリフェラル・ヴィジョン」

アートフロントギャラリー

poster for ムニール・ファトゥミ 「ペリフェラル・ヴィジョン」
[画像: ムニール・ファトゥミ、「The Lost Springs (2011年第54回 ヴェネチアビエンナーレ The Future of A Promise での展示の様子)」300 x 405 x 40 cm medium: 3本の3メートルの箒、22枚のアラブ連邦の旗]

29日後終了

モロッコ出身でパリ在住のムニール・ファトゥミは現在最も注目されているアーティストのひとりです。今年のヴェニス・ビエンナーレでは60年ぶりに参加したチュニジアの代表として、「亡命館」を作って移民問題や人々の移動の自由を問いかける作品を提示しました。日本では森美術館のアフリカ・リミックス(2006)に続いて昨年の瀬戸内国際芸術祭(2016)などが記憶に新しいですが、ギャラリーでの個展は初となります。

今回のテーマは「飛ぶ時間」。昨年瀬戸内の粟島で滞在制作し、廃校に遺された品々を通じてかつてそこにあった時間、こどもたちの喧騒などを紡ぎだしました。教室に置かれた時計は揃って4時を指したままですが、モロッコの港町に生まれ、行商する母親に連れられて多くの時間を蚤の市で過ごしていたというファトゥミにとって、過去とは何か、或いは教育とは、自国文化を継承する制度はどうあるべきか、など様々な問いをつきつける道具でもあったようです。今回の展覧会では実際に瀬戸内から運ばれてきた「忘れられたモノ」をもとに時を再構築する試みを展開します。
同時に世界的に評価の高いファトゥミの作品群の中から、ノコギリの刃にアラビア文字でコーランの一節を彫り抜いたシリーズを展示します。子供は触ってはいけないと神聖視されていたコーランを空洞化し、削ぎ落とされた断片によってさらに新しい作品も再生します。2012年に南仏トゥールーズの芸術祭で発表した、コーランを地面に投影した作品が「不敬」とみなされ(踏まないようにというサインが未設置だった)アーティスト自ら作品を撤去する事態に追い込まれましたが、ファトゥミは宗教を含め消費・イデオロギーなど様々なテーマに鋭く介入していきます。真摯に問題に向き合い、温厚な人柄で自らのアイデンティティを普遍化させていく制作姿勢が高く評価され、近年は欧米だけでなく中東圏やアジアにおいても展覧会を数多く開催しています。

メディア

スケジュール

2017年11月16日 ~ 2017年12月24日

オープニングパーティー 2017年11月16日18:00 から 20:00 まで

入場料

無料

アートスペースの開館時間

11:00から19:00まで
月曜休館

アクセス

〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟
電話: 03-3476-4869 ファックス: 03-3476-1765

東急東横線代官山駅より徒歩3分

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このイベントに行かれる際には、東京アートビートで見たとお伝えいただければ幸いです。

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