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「- 有田焼創業400年記念 - 白の造形・次代を担う作家たち」

セイコーハウス銀座ホール
終了しました

アーティスト

川崎精一、庄村久喜、中尾純、中村清吾、百田暁生
ここに集う有田の5名の精鋭たちは、白磁の表現を各人の個性と美意識で探求し、驚くほど多様な白の世界を創り出している。純白な無垢の美、僅かに青みを帯びた清涼な美、こうした白さとともに各種各様の造形が個性的である。
川崎精一氏の作品は、淡い青白釉の背景から優美でシャープな花文が浮かび上る作風に特徴がある。繊細なタッチで彫り込まれた植物の文様、草花の文様などには微妙な起伏がある。
庄村久喜氏の作品は、白妙磁と呼ぶ絹のような輝きを放つ釉調に特徴があり、柔らかな形と相まって上品な作風となっている。器面には緩やかな彫り文がほどこされることが多く、釉薬の光沢の微妙な変化とともに複雑な表情を見せる。
中尾 純氏の轆轤の技術を生かした作品は、繊細かつ大胆である。縦長の作品で面取り風のものがあるが、近づいて見ると極めて細かい文様がほどこされている。また削り時に意図的に中心をずらした意表を突く着想による作品も注目されている。
中村清吾氏の作品は、造形がダイナミックで力強い。轆轤による土の動きを生かした形は独特であり、豊かに旋回するラインが美しく、つや消し気味の白釉がそれを優しく包んでいる。
百田暁生氏の作品を見ると、釉薬の美しさにあらためて気付かされる。白磁は白いままで十分美しいが、無釉の部分と施釉の部分を見せることで釉と素地の差が調和して新しい美を見せてくれる。
有田の白磁作家の精鋭たちが一堂に会し、多様な白が響きあう展示空間は今までになかった美しき白の世界が生まれるであろう。
[関連イベント]
ギャラリートーク
日時: 2月18日(土)14:00~

スケジュール

2017年2月17日(金)〜2017年2月27日(月)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
年末年始休館
入場料無料
展覧会URLhttp://www.wako.co.jp/exhibitions/527
会場セイコーハウス銀座ホール
https://www.wako.co.jp/exhibitions/
住所〒104-8105 東京都中央区銀座4-5-11 セイコーハウス銀座6F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B1出口直結、東京メトロ有楽町線銀座一丁目8番出口より徒歩4分
電話番号03-3562-2111
関連画像

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